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デベロッパー

便利な新しい Google Cloud、AWS、Azure のプロダクト マップ

2021年5月13日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 5 月 6 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

職人なら誰でも、きちんとした仕事をするには、その仕事に適したツールを選択することが不可欠であると言うでしょう。クラウド テクノロジーも例外ではありません。多くのクラウド専門家は、ベンダー全体で最高のプロダクトを求めていますが、「最高」は常に主観的であることを知っています。言語サポート、既存のツールとの互換性、ポータビリティとオープン性、費用など、個別の細かい基準によって異なるためです。実際、チームのスキルセットと既存の技術スタックに基づいてプロダクトを選択するだけという人もいます。プロセスやドメイン知識を変えるよりも、新しいツールの使用方法を学ぶ方がはるかに簡単であるため、理解できる選択であるといえます。

多くの場合、チームは自身のプロセスに合ったツールを探し求めます。そこでまず、彼らは次のように自問するでしょう。自分たちはクラウドネイティブの Kubernetes ショップであるのか?Go、Python、Java でのみプログラミングするのか、それともより優れたサーバーレス ホスティング ソリューションが必要だろうか?常に .NET を使い続けるか?あるいは、マネージド Hadoop サービスと互換性のある最高のストリーム データ処理を求めているか?

どのような答えにしても、どのツールが利用可能であり、ツールが互いにどのように関連しているか、どのような類似のサービスが存在するかを完全に理解し、選択することが非常に重要となります。新しいセキュリティ戦略、より優れた自動化、人工知能などを組み込むための長期計画とともに、プロバイダとの経験ももう一つの要因です。

プロバイダ間のすべてのプロダクト マッピングを把握していなくても、マネージド Kubernetes、ブロック ストレージ、API 管理、メッセージ サービスなど、どのプロダクト カテゴリが最も関連性があるかを理解するための基礎知識が必要です。

比較検討するための新しいプロダクト マップ

Google は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすることを常に目指しています。そのため、Google Cloud、AWS、Azure の間で同様のサービスを紹介する便利なプロダクト マップを公開しました。プロダクト名やその他の一般的なキーワードでリストを簡単にフィルタできます。この表を使って各プロバイダの同様のプロダクトをすばやく簡単に見つけることが可能です。どのプロダクトがご自分の状況に適していて、スキルや目標に最適かを判断しましょう。

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この比較から明らかなことの一つが、Google Cloud のプロダクト提供が近年どれだけ成長し多様化したかということです。たとえば、Anthos は、アプリケーションのモダナイゼーション、ハイブリッド、マルチクラウド向けのマネージド アプリケーション プラットフォームですが、急速に成熟し、今では AWS、Azure、Bare Metal、VMWare で実行するためのプロダクトのサポートが含まれるようになりました。

また Google は、最近の Gartner レポートでも認められ、2020 年の Gartner マジック クアドラントで Cloud Infrastructure and Platform Services のリーダーに、2021 年の Gartner マジック クアドラントでは Cloud AI Developer Services のリーダーに選ばれました。一方、Forrester は Google を 2020 年第 1 四半期の The Forrester Wave(TM): Public Cloud Development And Infrastructure Platforms の北米のリーダーに選出しました。

クラウド インフラストラクチャを最大限に活用する方法

クラウド プロバイダはサービスの差別化に取り組んでいるため、まったく同じプロダクトは存在しません。しかし、多くのプロダクトには多数の共通点があります。すでにご存じでお気に入りの AWS または Azure プロダクトの名前を検索すると、ニーズにより適した Google Cloud サービスが見つかる場合があります。すでに Google Cloud を使用している場合は、まだ巡り会っていない新しい Google Cloud プロダクトや機能が見つかる可能性があります。

私からの唯一のアドバイスは、何か目を引くものがあれば、もう少し深く掘り下げてみることです。たとえば、Anthos は、Google Cloud サービスとエンジニアリングのベスト プラクティスを使用して、アプリケーションをより迅速にモダナイズし、オペレーションの一貫性を確立できるマネージド アプリケーション プラットフォームです。さらに調べると、Anthos がクラウド、オンプレミス、ベア メタル サーバーのどこでも Kubernetes クラスタを実行できるようにする一連のプロダクトであることがわかります。また、Anthos Config Management を使用して自動化されたポリシーとセキュリティ、そして組み込みの可視性を備えたフルマネージド サービス メッシュも提供しています。

フィルタはいつでも有用

プロダクト名、特性、キーワードでフィルタすることもできます。たとえば「compute」、「コンテナ」、「CI / CD」、「SQL」、「Kubernetes」、「代替品はありません」などです。

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一部の Google Cloud サービスは、AWS または Azure で同等のプロダクト マッピングなしでリストされています。これには、Anthos clusters on AWS、Anthos on bare metal、Anthos clusters on VMWare、Network Intelligence Center、Network Service Tiers、VPC Service Controls、Google アナリティクス、Firebase Performance Monitoring が含まれます。これらが Google Cloud の唯一のユニークなプロダクトであることを意味するわけではありませんが、AWS と Azure のポートフォリオが異なる領域がたしかにいくつか見られます。リンクされたプロダクト ページをクリックすると、プロダクトのサポート言語API設計、基盤となるインフラストラクチャに関する詳細を確認して、AWS と Azure のオプションと比較検討できます。

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Google Cloud プロダクトの中には、複数の AWS または Azure サービスに対してマップされているものもあります。たとえば、Google Cloud SDK には多くのプロダクトやサービスを操作するためのツールとライブラリが含まれ、AWSCLI と AWSSDK の両方にマップされています。イベント ドリブン システムとストリーミング分析のためにメッセージングと取り込みを行うプロダクトである Pub/Sub は、Amazon SNS、SGQS、Kinesis にマッピングできます。

この比較が Google Cloud を評価するのに役立ち、使い始めてみるきっかけになることを願っています。Google では、デベロッパーは、既存の環境、スキル、要件をサポートするために、任意のクラウドと環境でアプリケーションを実行する自由が必要であると考えています。そして、Google の仕事は、意思決定プロセス、実験やテスト、迅速に立ち上げて実行する能力を合理化するための情報とツールを提供することです。

他の便利なリソース

よく言われる最良の開始方法は、まずは確かめてみることです。さっそく無料トライアルを利用して Google Cloud を使い始めましょう。$300 分の無料クレジットと 20 種類以上のプロダクトへのアクセス、100 以上のマーケットプレイスの無料トライアルで、Google Cloud でプロジェクトをテストできます。

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すべての Google Cloud プロダクトとサービスをすばやく理解するには、Google Cloud の各用語を 4 語以内で説明する辞書と、2 分以内に説明する動画シリーズをご覧ください。

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-デベロッパー アドボケイト Stephanie Wong

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