Looker、データ分析の加速で みずほ銀行の営業力向上を支援
Google Cloud Japan Team
データ分析プラットフォーム Looker の導入により営業担当者の実績管理が可能に。顧客とのコンタクト状況や実績を上げた行動が何かを把握し、生産性向上を目指す
2020 年 8 月 25 日、日本、東京 - Looker は、株式会社みずほ銀行(頭取:藤原 弘治、以下「みずほ銀行」)が個人営業領域における実績管理を高度化するために、データ プラットフォーム ソフトウェア「Looker」を採用したことを発表いたしました。国内のメガバンクによる Looker の導入は初となります。 Looker は、Google Cloud のデータ分析ソリューションの一部としてビジネス インテリジェンス機能(BI)を兼ね備えた分析プラットフォームです。
現在みずほ銀行は、個人営業部門において、これまで営業店ごとに表計算ソフトで作成した資料データを元にして実績管理をしてきましたが、各営業店から本部へ報告する資料データの質や量に差がありました。また、内容が不足する場合は作り直す必要があり、ワークフローが煩雑になる原因になっていました。こうした課題を解決して社員の生産性を向上するには導入済みの CRM ソリューションに格納されたデータをさらに活用するためのビジネス インテリジェンス(BI)ツールの導入が必須であり、Looker のデータ プラットフォーム ソフトウェア「Looker」が採用されました。
Looker の特長として、CRM ソリューションへの埋め込み、連携、セキュリティ、直感的な UI が非常に優れている点や、シンプルで強力なデータ モデリング言語「LookML」によってデータの加工や集計が容易に行えることが挙げられます。営業店の現場経験者などから画面の見やすさやわかりやすさが高く評価されたことも採用の決め手となりました。
みずほ銀行は 2020 年春に Looker の導入を決定し、各種システムの構成などの決定を経て現在、システムの開発に取り組んでいます。実装プロジェクトには、銀行業務を熟知し CRM ソリューションの導入も推進するみずほ情報総研と、Looker の導入に強みを持つ野村総合研究所(NRI)が参画しています。2020 年冬には、個人営業担当スタッフを中心とした 4,000 人以上の社員による Looker の本格的な利用がスタートする予定です。本格利用が始まると、案件管理と実績管理をワンストップで行えるようになります。
Google Cloud Japan Looker 事業本部 執行役員の小澤 正治は次のように述べています。「国内メガバンクでの採用は Looker がいよいよ日本でもミッション クリティカル、かつ大規模な利用にも耐えられるデータ プラットフォームとして評価を得た証かと思います。
デジタル ネイティブな企業、部門、ユーザーだけがデータに触れるというというデータ ディバイドが大きな企業課題として顕在化しつつありますが、Looker は、「Looker」によって共通言語化されたデータを日常の業務やプロセスに溶け込ませて自然に活用することで、現在のワークフローを変更することなく、すべてのユーザーのさまざまな業務の高度化を実現致します。また、Looker は日本のさまざまなデータホルダーとも連携し、お客様の DX 推進をご支援致します」
2020 年 9 月 3 日~9 月 24 日に Looker の年次イベント「BEACON」をオンラインにて開催いたします。みずほ銀行を含めた 12 社による講演の他、Looker による基調講演や製品紹介を予定しています。詳細につきましては、https://ja.looker.com/events/beacon/japan をご覧ください。
Looker について
Looker は、Google Cloud のデータ分析ソリューションの一部としてビジネス インテリジェンス 機能 (BI) を兼ね備えた分析プラットフォームです。従来の BI と違い、ユーザーの日々の業務フローにデータを統合し、企業が web 規模でデータから価値を抽出することを可能にします。Sony、Amazon、The Economist、IBM、Etsy、Lyft、Kickstarter など、2,000 社を超える業界大手企業や革新的な企業が Looker に信頼を寄せ、データドリブンな企業文化を強化しています。Looker は 2020 年 2 月に Google Cloud の傘下となりました。詳しくは、LinkedIn、Twitter、Facebook、YouTube からお問い合わせいただくか、https://ja.looker.com をご覧ください。