キユーピー株式会社の導入事例動画:キユーピー + ブレインパッド + Google の取り組みで次世代の AI 検査装置を実現
Google Cloud Japan Team
「キユーピーマヨネーズ」を筆頭に、ドレッシングや各種調味料、ベビーフード、介護食など、日本人の食生活を 100 年近くに渡って支えてきたキユーピー株式会社。その同社がこれまで大切にしてきたことが『良い商品は良い原料からしか生まれない』という考え方です。
そのため原料に対して非常にこだわりがあり、食品原料の良品・不良品の検査・仕分けを一個一個目視で検査をするなど人力に頼らざる得ない状況だったと言います。「ある工場では1 日あたり 4~5 トンもの原料に対し全量検査を行っており、それが現場の大きな負担になっていました。検査には一定以上の熟練が求められるため、人を増やすのも簡単ではなく思うような増産ができないなど、生産上の大きなボトルネックになっていた」と同社 生産本部 次世代技術担当 担当次長 荻野 武さんは語ります。
そこで、こうした大変な作業を無くしていこうという取り組みがはじまりました。長年機械化を検討し自ら学習して精度を高めていくことができる 人工知能(AI) を活用することで、この問題を解決できるのではないかと考え、2016 年 10 月に AI を駆使した原料検査装置の開発を表明し大きな話題になりました。
この原料検査装置には Google の TensorFlow が活用されています。開発は順調に進み アルゴリズムの検討から約 2 ヶ月 でプロトタイプが完成。実験段階ではありますが、 生産性は 2 倍となり十分な検知能力を達成 しているということです。
原料検査装置の開発を主導した同社 生産本部 次世代技術担当 担当次長 荻野 武さんのインタビューをご覧ください。
Google Cloud Next ‘17 in Tokyo 基調講演登壇動画:Next Tokyo 2017 - 基調講演 - 6 月 15 日 ※キユーピー株式会社登壇シーン 1:06:10 〜
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