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Anthos

マルチクラウドの未来を経営幹部に確信させた Anthos

2020年10月9日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 10 月 1 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


Qwinix のクラウド プロフェッショナル サービス担当ディレクターを務め、Google Cloud Certified Fellow でもある David “Mac” McDaniel 氏は、クラウドの進化を常に肌で感じてきました。テクノロジー業界で 30 年以上の経歴を持つ同氏は、クラウドの力がビジネスのほぼあらゆる分野に変革をもたらすと確信していたのです。クラウドが費用を削減するだけでなく、製品を市場に投入する方法をまったく異なるものに変え、技術者を支援するであろうことを、同氏は明確にイメージしていました。しかし、そのメリットがマルチクラウド テクノロジーにまで及ぶかどうかについては、初めはわかりませんでした。

同氏は次のように回顧しています。「当初は、ハイブリッドやマルチクラウドのテクノロジーは単に費用がかさむだけなのではないかと思っていました。しかし、その考えは変わることになります。クラウドの世界は、「すべてを 1 か所に置く」という考えから「ハイブリッドやマルチクラウドのテクノロジーによってお客様に最適なものを提供する」という考えに進化しました。現在では、価値をもたらす最良のサービス、つまりビジネスにとって実際に重要な意味をもたらすサービスの提供に重点が置かれています。」

Anthos は、ハイブリッド クラウドやマルチクラウド環境で一貫性のある開発と運用ができる最新のアプリケーション プラットフォームです。同氏はすでに、このプラットフォームを活用して自社の企業顧客が既存のアプリケーションのモダナイゼーションや新しいアプリケーションの構築を行い、どこからでも安全に実行できる環境を実現したという事実を目の当たりにしています。

同氏が目にしてきた変化の中でも、Anthos が業務のあり方に変革をもたらしたという点で最も大きなものであったのが、同社の顧客の一社であり、Fortune 500 に名を連ねる製薬会社でした。

この製薬会社は、非常に厳しい制約を伴うワークロードを抱えており、レガシー アプリケーションも多数ありました。そのため、アプリケーションへの影響を懸念して、そのようなワークロードをクラウドに移行することを望んでいませんでした。アプリケーションに変更を加えると、費用がかかる厳格な検証作業と確認作業が必要となるためです。

しかしこの製薬会社は、同氏の手引きにより Anthos の導入を速やかに実現できました。まず、レガシー アプリケーションの保守とシステムの運用にかかる費用を削減するために Anthos をインストールしました。次に Migrate for Anthos を使用してワークロードをコンテナ化し、Anthos オンプレミス ソリューションにデプロイしました。これにより、この製薬会社がアプリケーションに変更を加える必要性が低くなります。

同氏は次のように述べています。「Anthos は非常に汎用性の高い、革新的なプロダクトです。Anthos 向けのハイブリッド AI 機能など、新たに追加される機能にも期待しています。」

クラウド アーキテクチャや Anthos については、無料の Cloud OnBoard シリーズで学ぶことができます。より詳しい実践的なクラウド アーキテクチャ トレーニングをご希望の場合は、10 月 9 日に開催された Google Kubernetes Engine ウェブセミナーをご視聴ください。


-Google Cloud 認定資格部門 Andy Strait

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