Anthos をサンプル デプロイメントで試してみる
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2020 年 4 月 30 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
先週、マルチクラウド アプリケーションの管理プラットフォームである Anthos について重要な最新発表を行いました。Anthos を実際に試してみる方法について、多くの皆様からお問い合わせいただいています。そこで、Google Cloud への Anthos の導入サンプルを公開いたしました。このサンプルを通じて、プラットフォームおよびコンポーネントについて簡単に学んでいただくことができます。
Google Cloud Marketplace からこのサンプルを入手すれば、複数のクラスタと Anthos コンポーネントを含むテスト環境を立ち上げることができます。さらに、マルチクラスタの Kubernetes 環境で動作するマイクロサービス アプリケーションのサンプルも付属しているので、Anthos の高度な機能の数々を余すことなくお試しいただけます。
Anthos の導入サンプルは、お使いのアカウントの新しい Google Cloud プロジェクトとして実行されます。また、Anthos の新 UI のチュートリアルも付属しています。この導入サンプルでは、Anthos の以下の主要コンポーネントについて学べます。
●設定済みの Kubernetes。コンテナ化したアプリケーションが、本番環境レベルでオーケストレーションされます。
●設定管理ツール。最新の GitOps の手法に従って、バージョン管理に格納された目標状態と本番環境を継続的に同期します。
●内部サービス間のネットワーク通信を管理、保護するサービス メッシュ。
●統合型のダッシュボード ツール一式。サービスレベル目標(SLO)のモニタリングおよびアラート機能があり、アプリケーション パフォーマンスに関する詳しい情報を参照できます。
この導入サンプルは現在のところ Google Cloud 向けですが、Anthos のフル機能を活用すれば、Google Cloud 以外のクラウドや、オンプレミス、各種ハイブリッド環境など、さまざまなエンタープライズ環境で最新式アプリケーションのワークロードを構築、管理できるようになります。
2020 年の 6 月 30 日まで、1 月あたり 100 vCPU まで無料となっておりますので(本番環境を除く)、この機会にぜひ Google Cloud で Anthos をお試しください。お支払いが発生するのは、Compute Engine、Cloud Logging、Cloud Monitoring など、独自のインフラストラクチャ コストのみとなります。以下の短い動画をご覧になってから、チュートリアルのほうもぜひご覧ください。ぜひ今すぐ導入サンプルを起動して、Anthos をお試しください。-By プロダクト マネージャー Aurelie Fonteny、デベロッパー アドボケイト Tony Pujals