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サーバーレス

App Engine アップデートをよりシンプルに: バンドル サービスの拡張サポート

2021年10月7日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 9 月 30 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

本日、アーリー アドプターの皆様がアプリケーションのモダナイゼーションをより簡単に行えるよう、App Engine の変更を発表しました。App Engine は、2008 年のリリース当初、スタンドアロンのプラットフォームとして設計され、独自のバンドル サービスも多数含まれていました。2018 年、Google は第 2 世代の App Engine 標準ランタイムを発表し、Phython、Java、Go、PHP の現代版をロック解除しました。この第 2 世代のランタイムは、現在利用可能なサービスやツールの幅広いエコシステムを利用できるように、各言語のイディオムに対応しています。  

しかし、これらの更新されたランタイムでは、第 1 世代のランタイムを使用しているお客様に信頼いただいていた Memcache や Task Queues などのバンドル サービスの多くがサポートされていませんでした。これが、多くのお客様がランタイムの更新を躊躇していた理由です。

第 1 世代のランタイムを利用しているお客様の更新作業を簡素化するため、オリジナル バンドル サービスのサポートの多くを第 2 世代のランタイムに追加しました。

App Engine のバンドル サービスのサポート

App Engine にバンドルされているサービスのうち JavaPythonGo が公開プレビュー(PHP は限定公開プレビュー)となったことをお知らせします。これらのバンドル サービスは、長年愛されてきたサービスと同じものであり、第 2 世代のランタイムから各言語のイディオムに対応したライブラリを介してアクセスできるようになっています。

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第 2 世代のランタイムからバンドル サービスへのアクセスで、コードを変更する必要はほぼありません。新しい言語バージョンへのアップデートに必要なコードの変更(Python 2 から 3 への移行など)以外では、ほとんどの場合、app.yaml に設定を追加し、新しいライブラリをインポートするだけです。

加速するモダナイゼーション – 条件に合わせて

バンドル サービスの多くは、専用の Google Cloud の代替サービスがあります。たとえば、App Engine Blobstore は Cloud Storage で代替できます。しかし、第 1 世代のランタイムを使用しているお客様が新しいランタイムを採用する際、アプリに思ったようにすばやく大幅な変更を加えるのが難しい場合もあります。  

これらのバンドル サービスへのアクセスを許可することで、お客様は、まずアプリを最新のランタイムに更新し、その後(必要に応じて)専用の代替サービスに移行するという、より段階的なアプローチが可能になります。Google は、App Engine のバンドル サービスを長期的にサポートしていきますが、継続的な改善や新機能を利用するためには、やはり専用の代替サービスへの移行を検討することをおすすめします。

App Engine は、Google のクラウド サービスの中でも最も長い歴史を持っており、長い間愛用くださっているお客様もたくさんいます。Google は、App Engine を長期的にサポートし、お客様が Google Cloud 上で成長と進化を続けられるよう支援していきます。  

次のステップ

第 2 世代ランタイムでの App Engine のバンドル サービスについて詳しくは、ドキュメントをご覧ください。バンドル サービスからの移行に関するリソースは、移行ガイド(PythonJavaGo)、および関連する動画をご覧ください。

- Google Cloud プロダクト マネージャー、Matthew Larkin

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