クロスクラウド ネットワーク: 大規模なグローバル分散アプリケーションの設計
Ammett Williams
Developer Relations Engineer
Victor Moreno
Product Manager, Networking
※この投稿は米国時間 2024 年 7 月 17 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
クロスクラウド ネットワークで分散アプリケーション アーキテクチャを簡素化して、オンプレミス、Google Cloud、サードパーティのクラウド環境でアプリケーションを接続、保護、提供する方法を知りたい方に朗報です。新たに公開された Cloud アーキテクチャ センターの分散型アプリケーション向けのクロスクラウド ネットワークに関するセクションが、堅牢なクロスクラウド環境を設計し実装するための包括的なガイドとなります。このブログ投稿では、クロスクラウド ネットワークのメリットの一部に焦点を当て、アーキテクチャに関するドキュメントについて取り上げます。
ブログ「クロスクラウド ネットワーク: 柔軟性の高い、カスタマイズ可能なプライベート ネットワーク」では、このプラットフォームの以下の 3 つの一般的なユースケースを簡単にご紹介しました。
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分散アプリケーションの構築
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インターネットに接続するアプリケーションとコンテンツの配信
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ハイブリッド ワークフォース
アーキテクチャ ガイド
「分散型アプリケーション向けのクロスクラウド ネットワーク」設計ガイドには、このソリューションを活用するための詳細な情報が記載されています。このガイドは複数の Google のスペシャリストが記述したもので、4 種類のドキュメントに分かれています。各ドキュメントでは、各種ユースケースに応じたさまざまなパターンと設計について深く掘り下げています。このガイドを構成するドキュメントは以下のとおりです。
この設計ガイドは、関連するすべての考慮事項を評価する際の主要なリファレンスとして活用できます。また、このガイドで、推奨パターンをデプロイする方法を示すリファレンス アーキテクチャを確認できます。これらの推奨パターンは、ネットワークの設計、調査、プランニングのためのガイド、サンプル、または構成要素として活用できます。すべてのアーキテクチャについて言えることですが、最終設計の柔軟性の程度はさまざまです。
ネットワーク セグメンテーションと接続に関するドキュメントで取り上げられている設計の 1 つを簡単に確認してみましょう。
この例では、オンプレミスとその他のクラウド環境の間に「ネットワーク到達性」と呼ばれる主要な機能が示されており、トランジット VPC が使用されています。このトランジット VPC で、オンプレミスとその他のクラウドへの接続すべてが終了します。他の VPC は、Cloud VPN、Network Connectivity Center、または VPC ネットワーク ピアリング経由で、一元的なトランジット VPC に接続できます。Cloud Router はさまざまなリージョンに配置され、接続されたソース間のルートの交換を促進します。
詳細情報
詳しくは、アーキテクチャ ガイド「分散型アプリケーション向けのクロスクラウド ネットワーク」をご覧ください。以下のリソースでも、クロスクラウド ネットワークの詳細を確認していただけます。
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ソリューション ページ: クロスクラウド ネットワーク
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IDC ホワイトペーパー: 「Accelerating the Enterprise AI Journey with Cross-Cloud Network」(クロスクラウド ネットワークでエンタープライズ AI への取り組みを促進)
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Next ’24 のプレゼンテーション動画: 「How to design a cloud network for apps and services in multi- or hybrid clouds」(マルチクラウドまたはハイブリッド クラウドでアプリとサービスのクラウド ネットワークを設計する方法)
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デモ動画: 「Service-Centric Cross-Cloud Network」(サービス中心のクロスクラウド ネットワーク)
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