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ネットワーキング

Cloud CDN のキャッシュ保存に関する最新機能のご紹介

2020年11月11日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 11 月 3 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

コンテンツ配信ネットワークは、頻繁に使用されるコンテンツを迅速かつ費用対効果の高い方法でユーザーに届けるために重要な役割を果たします。このたび、Google のコンテンツ配信ネットワーク、Cloud CDN に新機能が追加され、より柔軟な管理が行えるようになりました。この新機能により、ユーザーがどこにいても、パフォーマンスの向上や定常的にアクセスされるコンテンツの配信コストの削減が容易にできるようになります。

本日は、HTTP(S) ロードバランサの一部として Cloud CDN を有効にし、ワンクリックでコンテンツのキャッシュ保存を開始できるようにする 3 つの機能をご紹介します。具体的には、Cloud CDN は現在以下の機能を提供しています。

これらの機能の使用方法

これらの新機能はすべてのお客様に一般公開されており、Cloud CDN が有効になっている既存のバックエンドで Google Cloud Console や gcloud SDK から使用できます。

Cloud CDN が有効になっている既存のバックエンドがある場合、新しい「Cache All Static」キャッシュ モードをオンにすることができます。これにより、一般的な静的コンテンツ タイプが自動的にキャッシュに保存され、キャッシュの有効期間と動作を決定するために使用される TTL が微調整されます。

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Cloud Console を介して Cloud CDN を有効にしているバックエンドでは、デフォルトですべての静的コンテンツをキャッシュに保存するようになりました。そのため、チェックボックスをオンにするだけで、キャッシュのグローバル ネットワークを活用できます。

Cloud Storage バックエンドを使用している場合、カスタム レスポンス ヘッダー機能を使用して、静的レスポンス ヘッダーと動的レスポンス ヘッダーの両方を設定できるようになりました。また、クライアントの位置情報データ、Google のエッジとクライアント間の RTT(ラウンドトリップ時間)、静的ヘッダー(コンテンツ セキュリティ ポリシーなど)を返すことができるようになり、送信元全体で構成する必要性が低減されました。

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キャッシュ ステータス(HIT、MISS、DISABLED など)、接続したクライアント(ユーザー)の位置情報を返し、有用なウェブ セキュリティ ヘッダーを適用する gcloud SDK の使用例を以下に示します。

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これらの新機能を使用するには、gcloud のバージョン 309.0.0 以降と、Beta チャンネルを使用していることをご確認ください。

次のステップ

Google Cloud では、送信元が過負荷の状態や利用できない(例: 送信元が Google Cloud 外部にある)場合に古いコンテンツを提供する機能、必要に応じてキャッシュ保存を回避できる機能、ステータス コードの粒度でキャッシュ保存の動作を構成する機能(「ネガティブ キャッシュ」とも呼ばれます)など、Cloud CDN の追加機能にも取り組んでいます。これらの機能は年内に利用可能になる予定ですが、更新情報についてはリリースノートをご確認ください。

また、グローバル ネットワークの拡大も継続しています。Google のネットワークは世界で特に多くピアリングされているネットワークの一つであり、Google Cloud のトラフィックのほぼすべてがピアリングを介して配信されています(信頼性面での大きな強みです)。Cloud CDN の使用を開始するには、入門ガイドをご覧ください。また、こちらでベスト プラクティスをご確認いただけます。


-CDN プロダクト マネージャー Matt Silverlock

-CDN ソフトウェア エンジニア Chris Metcalf

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