クラウドベースのマップのスタイル設定で商業地域の表示が可能に
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2020 年 8 月 7 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
自宅で買い物をする場合でも、近場での休暇の計画を立てる場合でも、ユーザーが特に関心を示すことの 1 つに、ショッピングできる場所やレストランがどの程度近いかを確認することが挙げられます。多くの都市では、このようなビジネスが集中している特定のエリアや地区があり、活気溢れた魅力的な場所になっています。Google の地図機能は、レストラン、バー、ショップが特に集中しているエリアを見つけ出し、視覚的に区別するアルゴリズムを使用して、このような商業地域を識別しています。さらに、最近発表したクラウドベースのマップのスタイル設定機能を使用すれば、マップ上の商業地域にスタイルを設定できます。
現在、商業地域は Google マップに表示されているものの、Maps API サービスでは確立された機能でなかったため、周囲の色を変えると見えなくなっていました。Google の多くのお客様が、ブランドや体験に合わせて周囲の色を変更していますが、たとえば「夜間モード」を選択すると、商業地域はわからなくなってしまいます。
商業地域が見えなくなった夜間モード
また、お客様から、ユーザーのために商業地域をもっと目立つようにして欲しいというご意見も頂戴していました。こうした有用なデータを失うことなく、マップのカスタマイズを継続できるようにするために、Google は商業地域の機能タイプを新しく追加しました。この機能タイプは、Google Cloud Console でクラウドベースのマップのスタイル設定を使用してカスタマイズできます。これにより、ウェブ、Android、iOS のマップに商業地域を表示するためのスタイル設定を組み込むことができます。
お試しいただくには、新しいマップのスタイルを作成するか、既存のマップのスタイルを選択して [Landscape] > [Commercial Corridors] で編集します。
クラウドベースのマップのスタイル設定やその他のマップのカスタマイズ機能をお試しになりたい場合は、詳細について、Maps JavaScript API、Maps SDK for Android、Maps SDK for iOS のドキュメントをご覧ください。
Google Maps Platform の詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
-ソフトウェア エンジニア Thames Sookpranee