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Google Maps Platform

ラスト ワンマイルの車両管理ソリューションのご紹介: e コマースでの注文から配達まで、車両のパフォーマンスを最大化

2022年3月24日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 3 月 17 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


現在は、あらゆるものに利便性が求められています。消費者はかつてないほど頻繁に宅配サービスを利用し、荷物が迅速かつ確実に低コストで届くことを期待しています。実際、e コマースによる配送数は 2026 年1までに倍増すると見込まれており、米国の消費者の 90% が 2~3 日以内での無料配送を期待しています2。これはつまり、ラスト ワンマイルを担う配送業者が、カスタマー エクスペリエンスを向上させ、配送のオペレーションを改善するために、さらに頑張らなければならないということです。

本日より、e コマースでの注文受付から玄関先への配達まで、車両管理オペレーターの皆様が優れた配送エクスペリエンスを構築できるよう支援するラスト ワンマイルの車両管理ソリューションの提供を開始いたします。このソリューションを使用すると、正しい住所の取得、配送ルートの計画、ドライバーへの効率的な道案内、配送の進捗状況の把握、車両のパフォーマンス分析といった、ラスト ワンマイル配送における全段階を最適化することができます。このソリューションは、ビジネスの成長に合わせてスケーリング可能な信頼性の高いインフラストラクチャを、予測可能な配送ごとの料金体系で提供します。そのベースとなっているのは、世界中の大手配車サービスやオンデマンド宅配サービスの事業者に利用されている、Google Maps Platform のモビリティ ソリューションのひとつであるオンデマンド配車および配達ソリューションです。

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他にはない配送エクスペリエンスを消費者に提供

毎年、数百万もの荷物が、誤った宛先入力や受取人の不在などが原因で未配達となったり、紛失しています。こうした配送の失敗は、消費者にとってはストレスに、 オペレーターにとっては費用の損失となります。ラスト ワンマイルの車両管理ソリューションでは、簡素化された住所入力で正しい住所を取得できるため、配送のエクスペリエンスが改善します。また、配送状況を追跡し、最新の配達予定時刻を知ることができるため、荷物を受け取る消費者もその到着に備えられます。さらに、詳細な配達場所がわかるので、ドライバーも毎回適切な場所に荷物を届けられるようになります。

当社では、ご注文から 120 分以内に配達することをお客様に約束しています。そのため、効率的なルート計画とナビゲーションが欠かせません。Google Maps Platform を選んだのは、ルート計画のための距離や移動時間のデータや、運転中のリアルタイム データなど、他のどのプロバイダよりも充実したデータでサポートしてくれるからです。

flaschenpost SE ウェアハウスおよびロジスティクス担当エンジニアリング責任者, Thomas Manthey 氏

アプリでドライバーに正確なルート案内を提供

車両管理オペレーションの中核を担っているのはドライバーです。消費者への直送が増加したことにより、ドライバーの業務は厳しさを増しています。適切なツールでドライバーをサポートすることが、これまでになく重要になっています。ラスト ワンマイルの車両管理ソリューションなら、最高のパフォーマンスを発揮するために必要な情報とガイダンスを提供して、ドライバーがタスクを完了できるよう 1 日を通してサポートできます。

  • 使い慣れた Google マップのインターフェースによる埋め込みのターンバイターン ナビゲーションで、ドライバーがタスクを効率的に完了できるようガイドします。アプリ内エクスペリエンスはドライバーの既存ワークフローとシームレスに統合でき、自社ブランド向けのカスタマイズも可能です。

  • 詳細な配達場所と交通データから到着予定時刻を正確に予測できるため、ドライバーが所定の時間に正しい配達先に到着できます。

  • 1 日分のビューを使用して、ドライバーはその日の休憩を計画し、必要に応じてルート計画を調整できます。

  • 改善されたルート設定とアプリ内ナビゲーションでドライバーの日々の仕事をサポートすることにより、ストレス軽減と配送パフォーマンスの向上につながります。

車両のパフォーマンスとプランニングを最適化

ラスト ワンマイルの配送は、配送費用全体の半分以上を占める場合もあります3。そのため、効率的に車両を管理する必要性がかつてなく高まっています。ラスト ワンマイルの車両管理ソリューションを使えば、配送のステータスやルート上の現在位置などの車両の状況をリアルタイムで可視化して、そのパフォーマンスを最大限に維持することができます。リアルタイムの交通状況と交通状況の予測により、1 日分の配達予定時刻を把握できるため、潜在的な問題を早めに見つけることも可能です。また、車両についての分析情報を生成して、パフォーマンスをさらに最適化することもできます。

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ラスト ワンマイルの車両管理ソリューションで構築した車両の追跡機能の例のイラスト

さらに、Google Cloud の Cloud Fleet Routing API(第 2 四半期に一般提供予定)では、車両全体を管理できる高度なルーティング機能も利用できます。この API は、Google Cloud の規模と Google マップの動的ルーティング データを結合します。Cloud Fleet Routing API をラスト ワンマイルの車両管理ソリューションと組み合わせて使用すれば、車両管理のオペレーションの計画から実行までルーティング データの一貫性を保てます。

Paack は、毎月数百万もの注文を受けているヨーロッパの e コマース最大手企業が、優れた配送エクスペリエンスを構築できるよう支援することに注力しています。迅速にスケールするためにラスト ワンマイルの車両管理ソリューションと Cloud Fleet Routing API を導入したところ、ドライバーと車両管理者が効率性を維持できるようになり、時間どおりの再配達なしでの配送率がこれまでの 98% を超えました。

Paack Logistics 技術および製品担当最高責任者, Olivier Colinet 氏

ラスト ワンマイルの車両管理ソリューションは現在、配送車両を直接管理または所有する企業向けに事前アクセスを提供中です。料金と提供状況については、お問い合わせいただくか、デベロッパー向けドキュメントで詳細をご確認ください。

1Pitney Bowes Parcel Shipping Index、2021 年
2McKinsey & Company、「Retail Speaks」、2021 年
3Capgemini Research Institute、Last Mile Delivery Challenge

- Google Maps Platform グループ プロダクト マネージャー Shalin Mantri

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