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Google Maps Platform

ローカル コンテキストを活用し、ユーザーやビジネスのニーズに基づいてローカルな情報を更新する方法

2020年9月29日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 9 月 17 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


6 月に発表したローカル コンテキスト ベータ版。使い慣れた Google マップの機能をデスクトップやモバイルウェブ アプリに迅速かつ簡単に組み込むことで、よりスムーズなユーザー エクスペリエンスが実現し、ユーザーの素早い意思決定、サイト放棄の最少化、コンバージョンの向上に役立っています。ローカル コンテキストの利便性をさらに高めるため、ビジネスとユーザーにとって有益なタイミングで、ローカル コンテキスト レイヤの読み込み、再読み込みを行う新機能を追加しました。この記事では、その新機能の仕組みや、それを使用してエクスペリエンスを最適化する方法、そしてお客様にどのように役立つのかを説明します。

仕組み

ローカル コンテキスト レイヤには、場所の説明、価格帯、評価、レビュー、写真、到着予定時刻、POI  からの徒歩での経路などの情報が含まれます。今回、ローカル コンテキスト レイヤを Google マップと一緒に読み込むか、個別に読み込むかを決定できるように、ローカル コンテキストを改良しました。つまり、ビジネスと顧客ニーズに基づいて、ローカル コンテキスト レイヤの読み込みや更新を行うタイミングをお客様自身で決められるのです。

次に、ローカル コンテキスト レイヤの読み込みと再読み込みを最適化して、カスタマー エクスペリエンスを向上させる方法を見てみましょう。

ユーザーの意図に応じてローカル コンテキスト レイヤを読み込む

エンドユーザーが関心を持っている情報だけを表示するために、エンドユーザーがローカルな情報を見ることに興味を示す(「近くの場所を表示」や「ローカル情報を見る」などのボタンをクリックする)まで、Google マップを読み込むオプションがあります。ユーザーの興味の対象がわかると、ローカル コンテキスト レイヤを読み込んで、意思決定に役立つ詳細情報を表示できます。

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マップのインタラクションに基づいてローカル コンテキスト レイヤを更新する

ユーザーがズームアウトして広いエリアを探索、あるいは新しいエリアを表示するためにパンしても、ローカル コンテキスト レイヤの読み込みの制御を可能にするために、場所は自動的に更新されません。しかし、このような場合に、ローカル コンテキスト レイヤを更新して、ユーザーに新しいエリアの新しいローカル情報を表示したい場合もあるかも知れません。そこで独自の UI 要素を使用することで、ユーザーが場所の更新をリクエストできるオプションの提供、または所定のマップ操作による場所の自動更新の有効化が可能になります。

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サンプルコード

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ローカル コンテキスト レイヤでユーザーに選択肢を提供する

その他に、複数の場所をまとめて表示するオプションを提供する必要が生じることもあります。たとえば、ユーザーが検討しているホテルの近くの観光スポットのみを表示できるようにするフィルターの作成などが考えられます。このようなカスタマイズでは、その瞬間ユーザーが重視していることについて先進的なユーザー制御を提供できます。また、そのような瞬間を判断し、適切なパラメータを使用してローカル コンテキスト レイヤを再読み込みする(この例では学校や公園ではなく飲食店だけを表示する)ことでカスタマイズが成功します。

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ローカル コンテキストは、Maps JavaScript API のライブラリとしてベータ期間中に無料で利用できます。開始するには Google のドキュメントをご覧ください。

Google Maps Platform の詳細については、ウェブサイトをご覧ください。  

-エンジニアリング マネージャー、Natasha Vinnik

-プロダクト マネージャー、Ivan Passos

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