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データベース

McKesson の事例: Google Cloud を活用してデータベースのアーキテクチャを再考

2020年8月28日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 8 月 18 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


編集者注: 今回は、調剤薬局向けテクノロジーの大手企業、McKesson に、データをより効果的に活用するために、サイロ化したインフラストラクチャをモダナイズした方法を伺いました。

McKesson Corporation は、医療サプライ チェーン管理ソリューションと、小売薬局、地域がん診療、特殊医療、医療情報向けのソリューションのグローバル リーダーです。同社は毎日、北米全体での使用量の 3 分の 1 にものぼる薬剤を、小売チェーン、個人開業薬局、病院、介護サービス事業者などの 4 万以上の顧客に届けています。

テクノロジーの変革には行動様式の変化が必須

McKesson が成長を続ける中、技術チームも成長し、ここ数年で複数のデータベース、プラットフォーム、データ ウェアハウスを管理するようになりました。こうしたさまざまなデータツールを使用してデータを最大限に活用するには、より強力で長期的なソリューションが必要であることは明確でした。そのためには、技術的な転換だけでなく、行動様式の変化も必要でした。

Google Cloud を選んだ理由

いろいろなクラウド プロバイダについて調べたところ、Google Cloud は以前使用していたクラウド プラットフォームとまったく変わらない機能に加えて、当社のニーズにぴったりの独自のツールやメリットを提供していることがわかりました。

Google Cloud の導入で技術チームの業務は変わりました。旧来の事業所だった当社には、以前は選択肢が 1 つしかありませんでした。営業時間内は低レイテンシのアプリ呼び出しでチーム独自のデータベースをバッチ処理し、ETL は営業時間外にバッチ処理するという方法です。Google Cloud に移行したことで、優先的に使用するサービスである MySQL、SQL Server、PostgreSQL 用のフルマネージド リレーショナル データベース サービス、Cloud SQLを活用できるようになりました。

Google Cloud チームは移行のための 4 分割図の作成もサポートしてくれました。これにより、すぐに成果を出せる分野を把握し、より複雑な移行について詳細な予測を立てられるようになりました。また、詳細で充実したトレーニング ツールで既存の技術チームを再トレーニングして、ビジネスへの影響がより大きい分野に注力できる力を習得できたため、スムーズにチームの体制を整えられました。

Google Cloud で進化と成長を継続

Google Cloud により多くのデータとチームを移行する作業を継続していますが、簡単に移行できるようになった大きな要因の一つは、Google Cloud のマルチクラウド分野における進歩です。マルチクラウドのメリットを容易に享受できるため、ロックインされる前に多様なクラウド オプションでソリューションを微調整できます。

Google Cloud のシンプルさ、安全性、そして医療などの分野における献身的なイノベーションは、これまでも、これからも McKesson の社内チーム、お客様、そして健康維持を当社に依存している患者様にとって最高の環境を提供するための最適かつ簡単な選択肢であり続けます。

McKesson がデータをモダナイズした方法について詳しくはこちらをご覧ください。

 

-McKesson、Anshul Kumar

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