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EPAM の migVisor を使用して Google Cloud データベース移行の評価を高速化

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※この投稿は米国時間 2021 年 6 月 25 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: 本日は、データベース移行評価、そして、ソフトウェア開発会社 EPAM とのパートナーシップを発表します。これにより、Google Cloud のお客様は migVisor にアクセスしてデータベースの移行を評価できるようになります

本日、データベース移行評価という新しいサービスを発表します。これは、お客様の環境を無料で評価して Google Cloud データベースへのデプロイを迅速に行えるよう支援する、Google Cloud 主導のプロジェクトです。

データベース移行のための包括的アプローチ

2021 年、Google Cloud はデータベースの移行とモダナイゼーションへの取り組みを引き続き強化し、お客様のクラウド移行に伴うリスクを最小化できるようお手伝いします。このブログでは、エキスパート チーム、プロセス、テクノロジーを含む Google の包括的な移行サービスについてお伝えします。

  • チーム: Google Cloud のデータベースの移行とモダナイゼーション デリバリー センターを率いるのは、データベース移行に関する高度なスキルを持ち、Google Cloud データベースへのデプロイに際してパフォーマンスと信頼性を最大化し、総所有コスト(TCO)を改善する方法を熟知した Google データベース エキスパートのチームです。

  • プロセス: データを中心としたワークロードの移行とモダナイズを合理化できるよう、データベースの評価方法を標準化しました。このプロセスにより、移行期間が短縮され、本番環境データベースを移行する際のリスクが軽減されます。Google の移行の手法は、ゼロダウンタイム、異種間、非干渉型サーバーレスといった優先度の高い移行ユースケースが考慮されています。これに、Cloud SQL Insights を使用したデータベース最適化への明確なパスを組み合わせることで、評価から移行までの機能を完備したソリューションを提供します。

  • テクノロジー: migVisor などのサードパーティ ツールを使用して無料で評価を行えます。また、Database Migration Service(DMS)などのネイティブの Google Cloud ツールで、移行のリスクを軽減し、最大規模のプロジェクトであっても高速化できます。

この評価により、移行、モダナイゼーション、トランスフォーメーションにフェーズを区切って焦点を当てることができ、移行計画のリスクが軽減しました。評価の結果は情報源として信頼でき、将来の計画を立てる際にいつも参考にしています。Vismay Thakkar 氏
Backcountry インフラストラクチャ担当バイス プレジデント

EPAM の migVisor を使用して Google Cloud データベース移行の評価を高速化

評価フェーズを自動化するため、Google は EPAM と提携しました。同社はデータベースとアプリケーションのモダナイゼーションに関するソリューション プロバイダで、この方面の戦略的な専門性を備えています。データベース移行評価ツールの migVisor はクラウド データベース移行を評価する過去に類を見ないプロダクトです。これにより企業は、データベース ワークロードを分析するとともに、クラウド移行のロードマップを可視化して短期間で成果を挙げられる分野と困難な分野を特定できます。Oracle、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、MySQL データベースを Google Cloud データベースに移行する際のタイムラインが短縮されます。migVisor はお客様とパートナーの双方に向けて利用可能になる予定です。

「クラウド データベース移行の主要ソリューションの一部として migVisor を統合し、移行プロセスの早い時期に活用できるようにすることで、お客様は費用対効果の高い最適化された方法でスムーズに移行を達成できるものと、私たちは確信しています。他のクラウド プロバイダと比較すると、migVisor は Google Cloud にとって重要な差別化要因になっています。」 - Google Cloud データベース ソリューション担当 Paul Miller

migVisor は、クラウド中心のテクノロジー スタックへの移行がどのくらい複雑になるかに応じてデータベースをランク付けするという高度なスコアリング ロジックを備えており、これによって各データベースに最適な移行パスを特定します。ユーザーには、計画策定に役立つカスタマイズされた移行ロードマップが作成されます。

Backcountry は、EPAM の migVisor を採用したお客様の一社です。Backcountry のインフラストラクチャ担当バイス プレジデントである Vismay Thakkar 氏は、次のように述べています。「Backcountry はテクノロジー アップグレード サイクルの途上にあり、フルマネージド クラウド データベースに移行する利点を生かすことに注力しています。その点で、Google Cloud は素晴らしいパートナーになってくれています。必要な機能をすべて備えた Google のデータベース移行評価サービスを使用することで、現在のデプロイ状況、移行にかかる費用と時間、移行後の運用コストを包括的に理解できるようになりました。migVisor を使用して各データベースの移行の複雑度を示す機能豊富なダッシュボードが生成され、それを利用したプロセスの自動化ができる点がこの評価サービスの特長の一つです。」

データベース モダナイゼーションを推進するスマートなアプローチ

オンプレミス データベースからマネージド クラウド データベース サービスへの移行パスがどれほど複雑になるかは条件によって異なります。しかし、最も単純な部類の移行であっても、評価と計画には十分に注意を払わなければなりません。お客様のデータベース環境は、複数のベンダーが提供するバージョンの異なるデータベース テクノロジーを利用していて、デプロイが数千にのぼることもしばしばです。このため、マニュアルでの評価は面倒でエラーも発生しやすくなります。migVisor にはシンプルな自動収集ツールがあり、それによって、データベース タイプの異なるメタデータを分析して移行の複雑度を評価し、移行を段階的に実行するロードマップを作成することができるため、リスク軽減につながります。

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EPAM のクラウド データ ソリューション担当シニア ディレクターである Yair Rozilio 氏は、次のように述べています。「高価な商用データベース エンジンからの移行による脱却は、クラウド移行プロジェクトの一部である TCO 削減に向けた重要な柱であり、明確な動機です。EPAM が migVisor を開発したのは、たいていのクラウド移行においてデータベース評価のプロセスがボトルネックとなり、正確性も欠いているという現状を克服するためでした。migVisor を使用すれば、どのデータベースが最も速くクラウドに移行できるかを容易に特定でき、オンプレミス データベースのライセンスと運用にかけているコストを大幅に削減できるのです。」

使ってみる

データベース移行評価を使用することで、お客様はより適切な移行計画の立案、リスクとミスの低減、速やかな TCO 削減策の識別が可能になります。また、移行の複雑度を見直し、最良の結果が得られるよう移行の各フェーズを適切に計画できます。

データベース移行評価と、それが Google Cloud へのデータベース移行の複雑度をどのように軽減するかについて、さらに詳しくご覧ください。

 

-データ管理ソリューション担当責任者 Paul Miller