Memorystore の確約利用割引で費用を効果的に削減
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 4 月 26 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Google Cloud のフルマネージド Redis および Memcached サービスである Memorystore で、確約利用割引(CUD)の提供を開始することを発表いたします。確約利用割引では、オンデマンド料金に対し、3 年間の確約の場合は 40% の割引、1 年間の確約の場合は 20% の割引がそれぞれ適用されます。
Memorystore で Redis と Memcached のワークロードをすでに実行している Google Cloud のお客様にとって、確約利用割引は非常にメリットがあります。以下の説明に沿って簡単にお申し込みいただけます。確約利用割引の特に良い点は、すべてのリージョンにおいて Redis と Memcached 両方のインスタンスで共通してご利用いただけることです。ただし、小規模な Redis インスタンス(5 GB 未満)は例外で、確約利用割引は適用されません。
確約利用割引の購入方法
ご購入は簡単です。Google Cloud コンソールの [お支払い] ページにアクセスし、請求先アカウントを選択します。左側のペインにある [確約利用割引(CUD)] を選択して [購入] をクリックし、プロダクトで [Memorystore] を選びます。割引は、対象リージョンのすべてのインスタンス構成に自動的に適用されます。Google Cloud の確約利用割引の仕組みについて詳しくは、ドキュメントをご覧ください。
ステップ 1: Google Cloud コンソールで [お支払い]、[確約利用割引] の順に移動します
ステップ 2: [購入] を選択します
ステップ 3: [プロダクト] のプルダウンから [Memorystore(Redis と Memcached)] を選択します
ステップ 4: 名前、期間、1 時間あたりのオンデマンド料金(米ドル)を指定します
費用を削減するための活用例
費用をどのように削減できるかをご紹介します。たとえば、Memorystore の費用として毎月 100 ドルを支払っているとします。3 年間の確約利用割引を購入することで、毎月の請求額を 40% 削減し、1 か月あたり 60 ドルに抑えられます。インスタンス サイズが拡大または倍増したとしても、問題ありません。サイズが倍増した場合、割引を適用する前の費用は 200 ドルですが、最初の 100 ドル分には 40% の割引が適用されるため、請求額は合計 160 ドルになります。
割引後の料金 60 ドル + 拡大分 100 ドル = 合計費用 160 ドル
また、このピーク値がインスタンス サイズの基準値になった場合は、いつでも確約利用割引を追加で購入し、200 ドルすべてに対し 40% の割引を適用して、請求額を 120 ドルに抑えることができます。
Memorystore: フルマネージド
Google Cloud は、Memorystore のようなフルマネージド データベースを選択するメリットは数多くあると考えています。確約利用割引の提供が開始されたことで、フルマネージド データベースがさらに利用しやすくなります。Memorystore をまだ導入されておらず、Redis や Memcached を自社管理している場合は、移行によって削減できる費用についてご理解いただくために、最近投稿されたマネージド データベース サービスのデータ価値に関するブログ投稿をご覧ください。また、こちらのブログ投稿では、Memorystore Redis のデプロイを最適化するためのその他のベスト プラクティスをご紹介していますので、併せてご覧ください。
- プロダクト マネージャー Kyle Meggs