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データベース

AlloyDB for PostgreSQL、新たに大阪など16リージョンで利用可能に

2023年2月28日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 2 月 28 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

要求の厳しいリレーショナル データベース ワークロードに対応し、PostgreSQL と互換性を持つデータベース サービス「AlloyDB for PostgreSQL」が、新たに世界中 16 のリージョンで利用可能になりました。AlloyDB は、PostgreSQL との互換性を Google のインフラストラクチャと組み合わせることで、優れたスケーラビリティ、可用性、パフォーマンスを提供します。Google Cloud のパフォーマンステストによると、AlloyDB は標準的な PostgreSQL と比較して、トランザクション処理で 4 倍以上、分析クエリで最大 100 倍の高速化を実現できていることを確認しています。また、Amazon の同等の PostgreSQL 互換サービスと比べても、トランザクション処理が 2 倍高速になります。

AlloyDB は、新たに以下のリージョンに対応します。

  • 台湾 (asia-east1)

  • 香港 (asia-east2)

  • 大阪 (asia-northeast2) 

  • ソウル (asia-northeast3) 

  • ムンバイ (asia-south1)

  • ジャカルタ(asia-southeast2) 

  • シドニー (australia-southeast1)

  • メルボルン (australia-southeast2) 

  • ワルシャワ (europe-central2) 

  • フィンランド (europe-north1)

  • ロンドン (europe-west2) 

  • チューリッヒ (europe-west6) 

  • サウスカロライナ (us-east1)

  • 北バージニア (us-east4) 

  • オレゴン (us-west1)

  • ソルトレイクシティ (us-west3)

これにより、対応リージョンの数は 22 になりました。全リストは、AlloyDB Locations をご参照ください。

AlloyDB を使用するには?

世界中の Google Cloud のお客様は、AlloyDB を使用してデータベース資産をモダナイズし、クラウドで高性能かつ可用性の高いアプリケーションを構築できます。AlloyDB コンソールに移動し、わずか数クリックで最初のクラスタを作成できます。

3 つのステップで簡単に始めることができます。

  1. AlloyDB クラスタを作成する

  2. そのクラスタ用のプライマリ インスタンスを作成する

  3. psql クライアントを使用してクラスタに接続する

新しい AlloyDB クラスタを作成するためのステップバイステップ ガイドは、クイックスタートをご一読ください。また、Database Migration Serviceを利用することで、既存の PostgreSQL データベースを簡単に AlloyDB に移行することができます。

クロスリージョン レプリケーション

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これらの新しいリージョンは、現在プレビューで利用可能なクロスリージョン レプリケーションを活用する場合にも最適です。クロスリージョン レプリケーションは、2 つの理由から重要です。まず、障害復旧(DR)戦略において重要な役割を果たし、リージョン障害に対する耐性を提供することができます。また、エンドユーザーの近くにデータを置くことで、より低いレイテンシーで世界中のユーザーにサービスを提供することが可能になります。

リージョン サポートの拡張により、クロスリージョン レプリケーションが必要な場合に、デプロイ先をより柔軟に選択することができます。また、国や業界の規制にも準拠できます。例えば、アプリケーションのプライマリ リージョンが東京の場合、DR 用に大阪にレプリケートできるようになり、管轄地域を離れることなく最高の耐障害性を確保することが可能です。

クロスリージョン レプリケーションの利用を開始するには、希望のリージョンにセカンダリ クラスタを作成するだけで、自動的にレプリケーションが開始されます。

AlloyDB について

AlloyDB for PostgreSQL の紹介ビデオでは、AlloyDB を利用したアプリケーションの移行、モダナイゼーション、構築の全容をご覧いただけます。また、AlloyDB の基盤となっている技術については、「AlloyDB for PostgreSQL の仕組み」ブログシリーズでご紹介しています。データベース対応のインテリジェンスなストレージではコンピュートとストレージの分離を取り上げ、カラム型エンジンに関するブログでは、運用性能に影響を与えずに分析高速化を可能にするAlloyDB のベクトル化カラム型実行エンジンについて解説しています。

また、アニメーション シリーズ「Introducing AlloyDB」でも、AlloyDB を分かりやすく説明しています。最初のエピソード「AlloyDBとは」では、AlloyDB がどのように PostgreSQL と完全な互換性を持ち、データベース パフォーマンスの向上、高可用性、分析の統合を提供するかについて解説しています。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/maxresdefault_s6o7xHd.max-1300x1300.jpg

アニメーション シリーズ「Introducing AlloyDB」の最初のエピソード「AlloyDBとは」

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