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データ分析

Looker Studio Pro のスタートガイド

2022年12月22日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 12 月 7 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

現在、何百万人ものユーザーが Looker Studio のセルフサービス型ビジネス インテリジェンス(BI)を活用して、データの探索、ビジネスに関する問い合わせへの回答、可視化、美しいダッシュボードにおける分析情報の共有を行っています。Google は最近、チームでのコンテンツ管理やエンタープライズ サポートの利用をはじめとしたエンタープライズ機能を Looker Studio Pro で導入しました。

Looker Studio Pro は、中規模から大規模のエンタープライズ環境に対応するよう設計されており、ユーザー 1 人あたりの価格を低く抑えたまま、企業のセキュリティ ポリシーとドキュメント管理ポリシーに準拠したチームレベルのコラボレーションと共有を実現します。

Looker Studio Pro により、チームはセルフサービス型 BI に伴う可視性と管理性に関する問題を心配することなく、コンテンツにおいて共同で作業できます。たとえば、次回の新規採用者の入社手続きの際に一度に 50 個の BI レポートへのアクセス権を付与したい場合や、BigQuery テーブルの削除により下流であるレポートに及ぶ影響を知りたい場合、または組織内のすべてのレポートに対する管理者権限を取得したい場合に、Looker Studio Pro を使用すれば数分でこれらを行うことができます。また、すべてのアセットのオーナーは組織であるため、従業員が退職するたびにオーナー権限を移転する必要もありません。さらに、Google Cloud のサポートとサービスレベル契約により、必要なときに必要なサポートを利用できます。

Looker Studio Pro のメリットを詳しく見てみましょう。

Looker Studio のすべてのコンテンツへのアクセスを一括管理

チーム ワークスペースにより、共有スペースでのチームのコラボレーションが可能になります。チーム ワークスペースには新しいロールが用意されており、コンテンツとチーム ワークスペース内のメンバーを管理するための権限をきめ細かく設定できます。

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また、チーム ワークスペースは、メンバーを追加し、各メンバーにロールを割り当てることで、個人または Google グループと共有できます。新しいコンテンツをチーム ワークスペースで作成するか、既存のコンテンツをチーム ワークスペースに移動すると、そのチーム ワークスペースのすべてのメンバーがそのコンテンツにアクセスできるようになります。


各ユーザーが得られる具体的な権限は、管理者、コンテンツ管理者、投稿者など、そのユーザーに付与されているロールによって異なります。各ロールに対応する権限の詳細を示した一覧は、ヘルプセンターでご確認いただけます。

また、Looker Studio Pro を使用すると、従業員が退職した場合に、その従業員が作成したアセットのオーナー権限を移転する必要がなくなります。Looker Studio Pro で作成されたコンテンツのオーナーは組織であり、デフォルトでは Google Cloud Platform プロジェクトを通じて管理されます。

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組織全体を可視化

Google Cloud プロジェクトを Looker Studio にリンクできるようになったため、組織内のユーザーが作成したものをすべて 1 か所で管理できます。

Identity and Access Management(IAM)を使用して、組織内のすべてのアセットを表示または変更する権限を管理者に付与することで、孤立したレポートやアクセスに関する問題に悩まされなくなります。

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また Google は、Looker Studio のコンテンツを Dataplex に取り込む作業も進めています。これにより、Looker Studio のレポートが BigQuery テーブルにどのようにリンクされているかを確認するなど、組織のデータ環境全体を 1 か所で把握することが可能になります。Dataplex を使用すると、Looker Studio と BigQuery との接続方法について理解を深め、インパクト分析を行い、データがどのように変換されるかを確認してから、そのデータをレポートで使用できます。Looker Studio と Dataplex とを統合したものは、現時点では限定公開プレビュー版で提供しています。詳細については Google のアカウント担当者にお問い合わせください。

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これらの新しい統合により、必要なすべてのツールの連携が向上するため、データクラウドへの投資の価値を最大限に引き出せるようになります。

サポート

Looker Studio Pro のお客様は、既存の Google Cloud カスタマーケア チャネルを通じてサポートを受けることができるため、安心してビジネスに不可欠なレポートの作成に Looker Studio Pro をご利用いただけます。

始め方と次のステップ

Google Cloud Platform をすでにご利用中のお客様は、Google のアカウント担当者にご連絡のうえお申し込みいただくと、すぐにアクセスできるようになります。それ以外のお客様は、こちらのフォームに必要事項を入力してください。Looker Studio Pro にお申し込みいただけるようになったときに通知を受け取ることができます。

 

- Google Cloud、プロダクト マネージャー Graham Kaplan
- Google Cloud、プロダクト マネージャー Aqsa Fulara

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