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コンピューティング

AMD EPYC ベースの新しい Compute Engine マシンタイプをベータ提供

2020年2月27日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 2 月 18 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

私たち Google Cloud は、ワークロードにとってベストな VM を選択できるようにしたいと考えています。このたび、その一環として、AMD の第 2 世代 EPYC TM プロセッサをベースとする N2D マシンタイプを汎用マシンタイプ ファミリーに追加しました。

N2D VM は、汎用的なワークロードと、高帯域幅メモリを必要とするワークロードの両方で優れた性能を発揮します。

  • ウェブ アプリケーションやデータベースのように計算とメモリのバランスを必要とする汎用的なワークロードは、N2D の優れた性能、価格、機能の恩恵を受けることができます。N2D VM は、ローカル SSD、カスタム マシンタイプ、ライブ マイグレーションによる透明性の高いメンテナンスといった N2 マシンタイプと同じ機能を提供しつつ、Compute Engine の汎用 VM としては最大規模となる、業界でもトップクラスの最大 224 個の vCPU という大規模マシンタイプの機能を提供できるように設計されています。同時に、N2D インスタンスは、同等の N シリーズ インスタンスと比べて最大 13 % のコスト削減を可能にするとともに、同等の N1 インスタンスと比べて CoreMark ベンチマークで最大 39 % の性能向上を実現しています 1。

  • 衝突解析、金融モデリング、レンダリング、貯留槽解析といった HPC ワークロードの場合は、同等の N1 インスタンスよりもプラットフォーム メモリ帯域幅が最大 70 % 高い、128 / 224 個の vCPU で構成された N2D マシンタイプが効果的です。さらにコア数を増やせば、Gromacs や NAMD といった代表的なベンチマークにおいて、n1-standard-96 vCPU と比べて 100 % 以上性能が向上します。

N2D マシンタイプの詳細

N2D VM は、us-central1、asia-southeast1、europe-west4 の各リージョンでベータ版が提供され(対応リージョンは今後増えていきます)、オンデマンドでもプリエンプティブル VM としても実行できます。また、確約利用割引を利用すれば、3 年間の契約でオンデマンド料金より最大 55 % もお得です。長期実行の N2D VM は継続利用割引が適用され、自動的に最大で 20 % 割引になります。N2D VM は、vCPU とメモリの比率が 1 : 1、1 : 4、1 : 8 で最大 224 個の vCPU を持つ事前定義済みのマシンタイプとしてだけでなく、多様なワークロードのニーズに合わせてカスタム マシンタイプを構成することも可能です。

さあ始めましょう

N2D VM の導入は簡単です。Google Cloud Console にアクセスして起動するだけです。N2D VM の詳細やその他の Compute Engine VM オプションについては、マシンタイプ料金のページをご覧ください。


1. CoreMark を使用した評価では、n2d-standard-32 は n1-standard-32 を 39 % 上回る性能を示しました。

- By Catherine Vallejo, GCE Product Manager

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