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Chrome Enterprise

Randstad、ChromeOS を使用したセキュアでアジャイルなコンピューティングを導入

2023年4月5日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 3 月 23 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

1960 年にオランダで設立された Randstad は、38 か国で事業を展開する世界最大級の総合人材サービス会社で、アムステルダム証券取引所に上場しています。Randstad France Group は、採用活動、入社手続き、人材管理、研修、転職など、幅広いプロフェッショナル サービスを展開しています。900 の拠点からなる全国的なネットワークを有する、大規模な Randstad Group では、毎週平均 85,000 人の臨時従業員を派遣し、毎年約 27,000 人のプロフェッショナルな人材を正社員および契約社員として採用しています。2021 年、Randstad France Group は収益 36 億ユーロを達成しました。Randstad、Randstad Group、Randstad Portugal は、Top Employer に認定されています。また、Randstad France は、2024 年のパリ オリンピック パラリンピック競技大会のオフィシャル サポーターです。

セキュアなリモートワーク

パンデミックが起きる少し前、Randstad の IT 機器はパソコンの老朽化という昔ながらの問題に直面していました。そのような中、リモートワークの突然の出現により、多数の従業員にノートパソコンを支給することが優先事項となりました。支店長はすでにノートパソコンを使用していましたが、コンサルタントは特定のアプリケーションの使用、クライアントのニーズの評価、応募者と求人情報のリアルタイム マッチングを行うため、依然としてデスクトップ PC を使用していました。

IT 機器の更新とモビリティの向上は最優先事項でした。Randstad の最高情報セキュリティ責任者が Chromebook を評価したところ、ChromeOS ソリューションのセキュリティ、デプロイのしやすさ、従業員の導入スピードに感銘を受けたそうです。Randstad はすでに 10 年にわたり Google Workspace を利用していたので、ChromeOS への移行はクラウドへの移行における自然な次のステップとなりました。

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Randstad、ChromeOS でリモートワークを安全にサポート

50 台の概念実証を元に 4,000 台をデプロイ

Randstad は、プロフィールやネットワークが異なる 50 人の従業員を対象に、概念実証を実施しました。モビリティ担当デジタル ワークプレイス マネージャーを務める Olivier Lepoivre が、このプロジェクトを指揮しました。特定のアプリケーションのみを適応させればよかったため、デプロイは迅速に実施できました。HR ツールや給与計算などの主要なアプリケーションについては、すでに SaaS ソリューションを使用していました。そのため、移行が業務に与えた影響は最小限で済みました。

迅速な導入

すべての部門が迅速に取り組みました。最初に運用スタッフが移行し、続けて業務スタッフが移行しました。デプロイとサポートも非常に迅速に進められ、1 週間に 150 台以上が有効化されました。14 か月後には、Randstad の従業員の約 85% をカバーする、国内の 4,000 台の Chromebook が有効化されていました。

従業員たちは最初、新しい技術にやや不安を感じていましたが、数週間後には誰もが試してみたい、切り替えたいと思うようになりました。この移行は大きな話題となり、誰から移行するかを決める優先順位付け委員会を設置しなければならないほどでした。

デジタル ワークプレイス担当責任者 Olivier Lepoivre 氏

デプロイは都市ごとに実施しました。ハンズオン トレーニング セッションの前に従業員が慣れることができるよう、その数週間前に ChromeOS デバイスを送付しました。「古いパソコンの移行期間として 1 か月を予定していましたが、半月も経たないうちに古いパソコンを片付けてしまった人もいました」と、Olivier Lepoivre は話しています。

各支店には Google ハブが設置され、従業員はチャットや有用なドキュメントの保存ができるようになっただけでなく、テクニカル サポートを迅速に受けられるようになりました。ChromeOS のサポートチームは、サポートからデプロイ、技術的な問題の解決まで、プロジェクトのすべてのステージに関与しました。

Randstad の従業員に ChromeOS デバイスを支給することにより、PC を Windows 10 ノートパソコンに移行する場合と比べて 50% のコスト削減を実現できました。Randstad の従業員は、単に持ち運びができるツールから正真正銘の持ち運べるマシンに移行したのです。これにより、在宅勤務が可能になっただけでなく、使用するアプリケーションによってデバイスとタブレットを使い分けていたのが、すべてのアプリケーションを 1 つのデバイスで使用できるようになりました。会社の CRM、給与計算、その他のアプリケーションなどの社内ツールも、すべて同じ ChromeOS デバイスに搭載されています。

音声入力機能のおかげで、コンサルタントは視察や採用面接の議事録を速やかにまとめられるようになり、現場スタッフの負担が減り、生産性が向上しました。

コンサルタントは、柔軟性の高い作業環境での業務、候補者への迅速な対応、セールスコールの準備などができるようになりました。ChromeOS デバイスのデュアル スクリーン機能では複数のタブを同時に開くことができるため、コンサルタントはすぐに複数のタスクに取り組むことができます。「大幅な時間短縮につながるこの機能を、チームはとても好意的に受け止めました。ChromeOS デバイスはコンバーチブル型でタッチ スクリーンを搭載しているため、クライアントの現場でニーズ評価を簡単に実施できます」と、Randstad のサンドニ支店長の Linda Hadjloun は説明しています。

新たなインテグレーションの新たなユースケース

デスクトップ PC から Chromebook への移行は Randstad France Group 内で現在進行中のプロセスであり、全従業員に Chromebook を支給することを計画しています。

Google は Randstad の戦略パートナーとなっています。現在、当社の「Google to the Max」(Google を最大限に活用しよう)プロダクト戦略をサポートするため、モバイルと Android を統合する機会を評価してくれています。

- Groupe Randstad France デジタル ワークプレイス担当責任者、Olivier Lepoivre 氏

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