ブラウザから始めるセキュリティと生産性の最適化: 新しいレポートから得られたインサイト
Google Cloud Japan Team
ブラウザから始めるセキュリティと生産性の最適化: 新しいレポートから得られたインサイト
※この投稿は米国時間 2024 年 3 月 22 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
クラウド コンピューティングや SaaS、柔軟な働き方の拡大に伴い、ブラウザで一元的に業務を遂行することが増えてきています。スタートアップや大規模な組織はこうしたブラウザベースのモデルを採用しており、企業ネットワークに常時接続する必要性を排除して、デスクトップ オペレーティング システムを利用してアプリケーションを実行しています。この変化をきっかけに従来の作業環境からの大きな転換が起きているものの、サイバーセキュリティの脅威やインシデントといった新たな課題も生まれています。
こうした課題に対処するには、ブラウザが企業のセキュリティ戦略の基盤として機能する必要があります。Enterprise Strategy Group が最近発表したレポート Assessing Enterprise Browser Market Dynamics: Why Organizations Are Turning to Enterprise Browsers to More Effectively Secure Modern Work Styles(エンタープライズ ブラウザ市場の動向の評価: 新しい働き方をより効果的に保護するために組織がエンタープライズ ブラウザに注目している理由)の主な調査結果は、このことを裏付けています。
- ナレッジ ワーカーは生産時間の平均 63% をブラウザを使用して過ごしている
- ビジネス クリティカルなすべてのアプリケーションのほぼ半数(48%)がブラウザベースになっている
- ユーザーは仕事用デバイスと個人用デバイスの間でのシームレスなエクスペリエンスを望んでいる
- 回答者の 50% は、広く使用されているベンダーのエンタープライズ ブラウザ ソリューションを好んでいる
- Chrome Enterprise はエンタープライズ ブラウザとして最大のマインドシェアを持っている(78%)
こうした傾向は、現代の職場向けに設計されたエンタープライズ グレードのブラウザ ソリューションの開発は喫緊の課題であり、従来のセキュリティ境界モデルではもはや十分ではないことを浮き彫りにしています。
Google は、目的に特化し、デフォルトで保護された、動的な作業環境に適応可能な企業向けブラウザ ソリューションを Chrome Enterprise で開発することに 10 年以上を費やしてきました。この取り組みが、クラウドベースのブラウザ管理ツールを作成することにつながりました。このツールは、IT チームとセキュリティ チームが従業員の生産性を損なうことなく管理を一元化して企業データを保護できるよう支援し、使いやすいインターフェースと、組織固有のニーズに合わせてカスタマイズ可能なポリシーを提供します。
進化し続けるサイバーセキュリティ環境においては、常に先を行くことが欠かせません。Chrome Enterprise の最新情報で、エンタープライズ ブラウザの進歩とセキュリティ戦略を定期的にチェックしましょう。詳しくは、レポート(無料)をご覧ください。
-Chrome Enterprise、プロダクト管理ディレクター Mark Berschadski