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Chrome Enterprise

デジタル サステナビリティで業界をリード

2023年2月20日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 2 月 9 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

今日のビジネス リーダーの皆様は、さまざまな優先事項をうまく調整しています。生産性を向上させ、企業をリスクから保護し、運用費用を削減することに常に取り組んでいます。しかし、気候変動から従業員の燃えつき症候群、止まらないインフレーションまで、新しい大きな課題も抱えています。

環境管理、従業員の心身の健全性、経済的な安全のバランスを取りながらビジネスを運営するのは並大抵のことではありません。この状況は、こうした優先事項がお互いに張り詰めた状態にあるのも一因です。複雑な課題のおかげで新しいチャンスがもたらされることも多く、ビジネス リーダーはこの緊張状態を受け入れて多面的な戦略を発展させることで、持続可能な価値を引き出すことができます。

今後進むべき方向について考えるとき、現在と未来の価値を作り出す意思決定としての「サステナビリティ」という言葉が頭に浮かびます。環境に良い影響をもたらすことに関して使われる用語ではありますが、定義を拡大するときが来ています。

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上の図は、デジタル サステナビリティにおける、地球、従業員、収益性の 3 つの柱を示すベン図です。

デジタル サステナビリティで環境、社会、経済における成果の持続可能な価値を最大化して、現在と未来の競争力を確保

Chrome Enterprise では、デジタル サステナビリティは地球、従業員、収益性の 3 つの要点に対応するためのフレームワークであると考えています。Google は、組織の環境フットプリントを低減しながら、従業員の心身の健全性を支援し、技術予算を最適化するクラウド ファーストなソリューションを構築するためのレンズとして、これを活用しています。

企業にデジタル サステナビリティをもたらすために、今すぐ取れる対策をぜひ共有したいと思います。

環境のサステナビリティ: 企業とそのプロダクトが地球におよぼす悪影響を低減または排除するための行動

クラウドへの移行は、環境のサステナビリティを実現するための、最初の大きな一歩です。クラウドに移行することで、企業の二酸化炭素排出量を最大平均 84% 削減できます1。2021 年、世界中で 5,740 万トンの電気電子機器廃棄物が発生することが予測されました。これは、毎秒 1,148 台のノートパソコンを廃棄するのに匹敵します2

  • 既存のデバイスの寿命を延ばし、より長期にわたって使える技術によって、企業の電気電子機器廃棄物を減らすことができます。

  • この取り組みを支援する ChromeOS Flex なら、旧式のパソコンや Mac に最新の OS を無料でダウンロードしてインストールできます。

  • 新しいデバイスの導入にあたり、競合他社のデバイスと比較してエネルギー消費が 46% 少ない Chromebook への移行を Google がお手伝いします3

ソーシャル サステナビリティ: 企業が従業員に与える影響を特定して管理

従業員の生産性と心身の健全性を促進させることは、ビジネスが成功するために重要です。その両方を実現するための取り組みは、最新かつ柔軟性のある職場環境を作り上げることにより可能になります。

  • チームに非同期コラボレーションを提供するクラウドベースのツールを用意するのも、ひとつの方法です。Chrome ブラウザと ChromeOS は、コラボレーションのための安全な環境を提供し、誰もがいつでも貢献できるインクルーシブな職場を実現します。

  • Google は、健康的に節度を保つことができる仕事用プロファイルなどのソリューションで、従業員のエンゲージメントと健全性を支援しています。また、ChromeOSChrome ブラウザのクラウドベースの管理機能により、IT チームの管理業務の負担が軽減され、重要な作業に集中できるようになります。

  • Google Workspace は、場所、役割、経験レベル、言語、デバイス設定にかかわらず、あらゆる従業員が平等にコミュニケーションを取って貢献できる、コラボレーションの公平性の構築をお手伝いします。たとえばコンパニオン モードなどのツールを使って、その場にいる従業員とリモートの従業員が同じように会議に参加できます。Google Meet の字幕の自動生成機能を使うと、世界中のチームが各自の言語でつながることができます。さらに Google Meet は、ポートレート ライトや反響除去といった機能により、インターネット接続状況が不安定な場所や、十分な照明がない場所でも、全員の顔がよく見え、音声もよく聞こえる環境を提供します。

  • 全員が働けるようにすることは、Google のソリューションの開発における基本原則です。10 億人の人々が、なんらかの障がいを経験しています。Chrome ブラウザでは、テキストと画像を拡大できるだけでなく、オンライン メディアにリアルタイムの字幕を付けられます。ChromeOS に内蔵されているスクリーン リーダーで利用できる音声入力、選択して読み上げ、音声フィードバックが、視覚障がいのあるユーザーを支援します。音声切り替え機能では、読み上げられているテキストの言語に合わせて、スクリーン リーダーの音声が自動的に変更されます。

財政上の持続可能性: ビジネスにおける財務の健全性を管理して、短期の成功を確保し、将来の収益性への脅威を最低限に抑制

運用費用を削減し、リスクを低減して、IT リソースの効率的な割り当てに役立つソリューションによって、持続可能な価値を生み出すことができます。

  • デバイスやハードウェアの所有コストを削減できます。ChromeOS デバイスに切り替えると、最初の 3 年間の所有でデバイス 1 台あたり 3,901 ドルを節約できる可能性があり、フリート全体で何十万ドルものコスト削減となります4

  • データ侵害への対策にかかる平均コストは 435 万ドルを超えており、セキュリティは財務上の優先事項です5Chrome ブラウザChromeOS は安全性を重視して設計されており、組み込みの保護機能と自動更新を備えています。実際、ChromeOS デバイスでは、ランサムウェア攻撃は一度も報告されていません。

詳細については、Resilience starts with IT ウェブセミナーにご参加ください。いかなる経済状況においても、ビジネスを強固に保つ方法についてご紹介します。

これは始まりにすぎません

今日導入するテクノロジーは、貴社の年間炭素排出量を低減し、貴重な従業員が燃え尽き症候群になるのを防ぎ、新しいイノベーションを実現するための十分なリソースを流用するのに役立つソリューションになるかもしれません。


Accenture、The Green behind the Cloud、2020 年
2 The WEEE(電気電子機器廃棄物)Forum、International E-Waste Day: 57.4M Tonnes Expected in 2021、2021 年
3 Sutton-Parker, J.(2020 年)、Determining end user computing device Scope 2 GHG emissions with accurate use phase energy consumption management、1877-0509、オランダ、アムステルダム: Science Direct Elsevier B.V.
4 IDC、The Business Value of ChromeOS for Hybrid and Remote Workers、2023 年
5 IBM、Cost of Data Breach Report、2022 年


- ChromeOS - PM、エンジニアリング、UX 担当バイス プレジデント John Maletis
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