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プロダクトの発表

すべてが 1 か所にまとまった Google Workspace 環境でハイブリッドな働き方に対応

2021年6月14日
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Google Cloud Japan Team

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 ※この投稿は米国時間 2021 年 6 月 14 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

働く場所や働き方についての共通認識はこの 1 年で変わりました。世界中の企業や組織が働き方を見直すなか、新しい課題と機会が生まれつつあります。「別の場所」で働く人は、オフィスにいる人とどのようにつながり、どのように同じ会話に参加すればよいでしょうか。また、ハイブリッドな働き方が働く場所や働き方すべてを含むものであるとした場合、従業員が共通の経験を生み出し、時間と対応を効果的に管理し、その過程でつながりを強化するにはどうすればよいでしょうか。

Google は 10 年以上にわたり、未来の働き方を実現するためのプロダクトや機能を構築してきました。それらを利用することで、あらゆる規模のチームがデバイスや場所を問わずにつながり、創造し、コラボレーションする方法を変革できます。昨年の 10 月に、Google は信頼できる統合ソリューションとして Google Workspace をリリースしました。Google Workspace では、必要な機能をすべて 1 か所から利用できます。3 月には一連のイノベーションを導入しました。これらを活用することで、ユーザーは未来の働き方が進化を続けるのに伴い、時間を効果的に管理し、ユーザー同士の関係を深めることができます。また、先月の Google I/O では、Google Workspace の新しいサービスであるスマート キャンバスによって、コラボレーションを変革する次の大きな一歩を踏み出しました。そして本日、ハイブリッドな仕事環境に特有の課題と機会に対応できるさらなるイノベーションをご提供いたします。 

チームワークとコラボレーションのための専用スペース

 チャットやビデオ会議はこの 1 年で仕事に欠かせない存在となり、離れた場所にいる同僚とリアルタイムで共同作業をするための橋渡しの役割を果たしてきました。多くの人がリモートで作業していた 1 年間で学んだことを振り返ると、分散したチームには新しいタイプの専用の共有スペースが必要だということがわかりました。新しい強力な方法で適切なコンテンツ、人、会話を、結び付け、プロジェクトを活性化できる場所が Google Workspace 内に必要です。

スペースの導入により、Google Chat で利用できるチャットルームは、Google Workspace で人、トピック、プロジェクトをまとめる専用の場所に進化します。チャットルームは夏の間にスペースとして生まれ変わります。スペースでは、チームと個人が重要事項をすべて把握できる合理的で柔軟なユーザー インターフェースを利用できます。また、スレッド形式のインライン トピック、プレゼンス インジケーター、カスタム ステータス、表現豊かなリアクション、開閉可能なビューなどの新機能が提供されます。これらの機能によってスペースはファイルやタスクとシームレスに統合され、Google Workspace でコラボレーションを効率化できる新しい「ホーム」となります。

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スペースのシンプルなナビゲーションと新しい強力なコラボレーション機能

スペースは、あらゆる規模のチームの知識共有とコミュニティ形成を活性化する場所となります。プロジェクトに関連するすべての情報、会話、ファイルを整理でき、組織レベルでもトピックをインテリジェントに管理できます。スペースでは、誰でも閲覧可能な場所にメッセージを固定できます。そのため、ハイブリッドな働き方が進化するにつれて、ユーザー同士がつながって最新情報を得られるようにするうえで重要な役割を果たします。

この夏、Google Chat のチャットルームからスペースに移行する際に、新しい機能を順次提供する予定です。お客様の環境では、管理者が Gmail 内の Google Chat を有効にできるため、組織ですぐにチャットルームの使用を開始できます。スペースの提供が開始されたら、チャットルームからスペースにシームレスに移行できます。

ハイブリッドな会議で全員が会話に参加できるようにする

Google Workspace の土台は公平なコラボレーションです。つまり、場所、役職、経験、言語、デバイス設定にかかわらず、対等に成果に貢献できる機能です。チームメンバーが完全にリモートワークになったこの 1 年は、全員がほぼ同じ方法で会議に参加し、同じコミュニケーション機能にアクセスしていました。しかし、会議室に一緒にいる同僚もいれば、リビング ルームや自宅オフィス、離れた場所にあるコワーキング スペースから参加している仲間もいる場合はどうなるでしょうか。全員が平等に同じ会話に参加するにはどうすればよいでしょうか。

Google I/O では、ハイブリッドな仕事環境で公平なコラボレーションを促進する方法として、Google Meet のコンパニオン モードのプレビューを公開しました。コンパニオン モードは会議室にいる人と離れた場所にいる同僚をシームレスにつなげるように設計されており、全員が参加できる高度な機能を提供しながら、室内の音声およびビデオ会議機能を最大限に活用します。 

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ハイブリッドな会議で全員のつながりを維持するコンパニオン モード

コンパニオン モードでは、会議の参加者なら誰でも、どこにいてもアンケート、会議内チャット、挙手、Q&A、自動字幕起こしなどのインタラクティブな機能や設定にアクセスできます。同じ会議室にいるメンバーは、個人のデバイスでコンパニオン モードを有効にして、Meet で独自にビデオ会議をタイル表示し、離れた場所にいるチームメンバーとのつながりを維持できます。コンパニオン モードは、9 月からウェブと今後提供予定のプログレッシブ ウェブアプリで利用できます。近日中にモバイルでも利用できるようになる予定です。

会議の主催者がハイブリッド会議を計画しやすくなるように、招待者が参加場所を指定できる出欠確認の機能がまもなく提供される予定です。この機能では、会議室で参加するかリモートで参加するかを指定できます。

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参加場所を指定した会議の出欠確認

9 月には、会議室をさらに活用しやすくなる更新が Google Meet ハードウェアにも行われます。この更新には、挙手機能の表示と使用、アンケートや Q&A の通知の受信などが含まれます。Meet の Series One 会議室キットはモジュール型の設計になっており、さまざまなスペースのレイアウトに簡単に対応できます。また、AV カートと組み合わせることで、最大限に柔軟な利用が可能です。

また Google では、会議をより安全に実施するための新しい管理機能も継続的にリリースしていきます。会議に参加できるユーザーや会議内で参加者が実行できるアクションについて、管理者がポリシーを設定できる機能などが予定されています。全員が会議に集中できるように、今後数か月にわたって主催者向けの管理機能を導入する予定です。これにより主催者は、会議内でのチャットの使用を禁止したり、会議中のプレゼンテーションの表示を禁止したりできます。また、ミュートを完全に管理して、参加者がミュートを解除できないようにすることもできます。

これらの機能を組み合わせることで、あらゆるハイブリッド環境で、より安全でユーザー同士がつながった、インクルーシブな会議を実現できます。Google Workspace でハイブリッドな働き方を実現する方法、公平なコラボレーションを促進する方法に関する無料のウェブセミナーに今すぐご登録ください。

Google Workspace での信頼できるハイブリッドなコラボレーション

セキュリティ、データ プライバシー、信頼は、時間や場所を問わないコラボレーションを実現するうえでの基盤であり続けます。組織がハイブリッドな仕事環境でチームのコラボレーションを安全に行うための新しい方法を模索するなか、Google はこの基盤を強化するいくつかの方法を Google Workspace に導入します。

今回、セキュリティとプライバシーに関する新機能をご紹介いたします。Google Workspace のお客様は、信頼性の高いクラウド ネイティブのコラボレーション機能を最大限に活用できるようになります。Google Workspace のクライアントサイド暗号化により、お客様はデータ主権とコンプライアンスに関するさまざまな要件に対応しながら、データの機密性保持を強化できます。また、秋には Google Meet の会議のセキュリティも強化される予定です。さらに、Google ドライブのセキュリティ強化機能をいくつかリリースします。たとえば、組織内外でファイルを共有する方法を制御できるドライブの信頼ルールや、機密性のレベルに基づきファイルを分類して管理内容を適用するドライブのラベル、内部の脅威やユーザーのミスから保護できるフィッシングや不正なソフトウェアに対する高度な対策機能などがあります。詳しくは、セキュリティに関するブログ投稿をご覧ください。

すべてが 1 か所にまとまった環境

企業がハイブリッドな仕事環境に移行するにつれ、安全なコラボレーション スペースを構築し、人と人との連携を促進することの重要性がかつてないほど高まっています。Google Workspace は、時間や場所を問わずにコラボレーションを促進するように設計されています。そのため、何百万もの組織で、新たに生まれたワークモデルの課題と機会に対応するために利用されています。お客様は Google Workspace を使用することで、バーチャル会議を見直し、つながりを維持して時間や対応を管理できる最新ツールを提供し、セキュリティとプライバシーを強化しています。Google Workspace には、現在の状況に対応するためのさまざまな機能が用意されています。 

Google Workspace を皆様にどのように提供しているかをご確認ください。今回の変更により、一般ユーザー、企業、教育機関の 30 億人もの既存ユーザー全員が、Gmail、Chat、カレンダー、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、Meet など、Google Workspace の機能を最大限に活用できるようになります。

- Google Workspace バイス プレジデント兼ジェネラル マネージャー Javier Soltero

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