Chrome の Windows 7 サポートを延長 - エンタープライズを支援
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2020 年 11 月 21 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
今年は、あらゆる規模の組織にとって、試練の多い年となりました。2020 年を通して、IT 企業のリーダーたちは、ビジネスやテクノロジーに関する困難な決断や、変化する労働環境のサポート、不確かな状況の中での調整作業など、数多くの課題に追われました。この数か月が、多くの組織にとってテクノロジーへの投資およびデジタル改革への取り組みを促進するきっかけとなった一方で、もともと計画していた IT プロジェクトを延期せざるをえなくなった組織もあります。
大切な企業のお客様からのフィードバックも踏まえてこうした状況への対応を検討した結果、Chrome の Windows 7 のサポートを少なくとも 2022 年 1 月 15 日まで延長する運びとなりました。以前お伝えしていた日付 2021 年 7 月 15 日から 6 か月の延長となります。今後もお客様の直面されている状況を踏まえて判断を修正してまいります。さらに変更が加えられることになった場合は改めてお伝えいたします。
多くの企業は、今年、Windows 10 への移行を計画していました。しかしながら、IT チームにとって新たな優先課題が浮上したために、Windows 10 への移行が完了していない組織の割合が 21% にもなることが判明しました。1 今回のサポート延長により、まだアップグレードが完了していない企業の皆様も、引き続き Windows 7 で Chrome を利用して安全かつ生産的に業務を進めていただけますのでどうぞご安心ください。IT チームの皆様には、Chrome のエンタープライズ機能もご活用いただけます。今後のロードマップでは、クラウド管理やエンタープライズ セキュリティ機能への投資を継続するとともに、OS のバージョンの違いを超えて、既存のシステムとより緊密に連携できるサービスに発展させていくことを計画しています。
このサポート延長により、企業のお客様がシステムの運用を柔軟に継続できるようになれば幸いです。Windows 7 からの移行は、状況が落ち着きましたらあらためてご検討くださいませ。Chrome のエンタープライズ サポートについて詳しくは chrome.com/enterprise をご覧ください。
1. 出典: Google Chrome Enterprise の委託による Kantar 調査、2020 年第 2 四半期
-Chrome エンジニアリング ディレクター Max Christoff