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Chrome Enterprise

Chrome のクラウド管理に切り替えるべき 4 つの理由

2021年2月19日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 2 月 11 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

業務遂行のためにブラウザを利用する従業員が増えてくるにつれ、IT チームがブラウザのデプロイを簡単に一元管理できることの重要性も増してきます。組織のセキュリティとエンドユーザーの生産性を維持しながら Chrome を管理しければならない IT チームをサポートするため、Google は Chrome ブラウザ クラウド管理をリリースしました。

IT チームには、日常のメンテナンスに加えて、組織のデジタル変革を統括する権限がますます与えられるようになってきています。そこで Google は、管理者がより多くの情報に基づく意思決定を迅速な行えるように、高い可視性と分析情報を提供することを最優先にしています。これに併せて実装される Chrome ブラウザ クラウド管理の新機能を 4 つご紹介します。これらの機能を使用すると、管理者はより多くのレポートを作成でき、ブラウザの状況に関する分析情報に基づいて行動できます。

また、組織は Chrome がニーズを最大限に満たすようにブラウザをカスタマイズでき、IT チームはデプロイに関する分析情報と可視性を得ることができます。本稿では、これらの新機能で実現できることを説明していきます。

ブックマークを一元的に表示、管理する

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ブックマークは、ユーザーが生産性の向上に必要なアプリやウェブサイトにすばやく簡単にアクセスするための優れた機能です。IT チームがさまざまなユーザー グループのブックマークを集中管理できれば、個々のユーザーはこの機能をさらに効果的に利用できます。そこで Google は、IT チームがブックマークの管理をカスタマイズしやすくしました。これにより、ブックマークとフォルダがより簡単に設定でき、また、既存のブックマークを組織全体でより効率的かつスケーラブルな方法で移動、変更、削除できるようになりました。

複数のバージョンの Chrome を 1 か所から追跡する

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新しいバージョン レポートを使用すると、IT 管理者はマイナー バージョンを含む Chrome の全バージョンのデプロイを日次レポートとして簡単に確認できます。これにより、コンプライアンスと修復作業がサポートされ、IT チームは Chrome と Chrome OS のデプロイをこれまで以上に把握しやすくなります。

組織全体のアプリと拡張機能についてレポートする

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新しい [アプリと拡張機能の使用状況レポート] は、インストールされているすべての拡張機能、プログレッシブ ウェブアプリ(PWA)、Chrome アプリ、Android アプリの IT の可視性をデプロイ全体で提供します。バージョンと権限はアプリや拡張機能ごとに利用でき、レポートから直接アプリを自動インストールまたはブロックできます。これは、組織のコンプライアンス要件に対応し、ユーザーがブラウザで生産性向上のために利用しているアプリについて詳しく把握するのに役立ちます。

リモートによる閲覧データのトラブルシューティングとクリア

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管理者からよく寄せられるご要望の一つは、エンドユーザーの閲覧データ、Cookie、キャッシュをリモートでクリアする機能を構築することでした。そこで、このご要望に沿った機能を実装いたしました。キャッシュの問題が発生しているユーザーからの質問に対応するサービスデスクが、リモートで問題を調査して迅速かつ簡単に修正できる利便性の高い機能です。これにより、管理者はリモート コマンドを送信するプロファイルを選択できるようになりました。初期コマンドの一つとして、管理コンソールから閲覧データをクリアする機能が組み込まれており、リモート コマンドは今後も随時追加されていく予定です。

Chrome Enterprise Trusted Tester プログラムに登録している組織は、この機能をお試しいただけます。プログラムへの参加に関心をお持ちの場合は、こちらのフォームにご記入ください。

Chrome ブラウザ クラウド管理を有効にする方法

すでに Chrome ブラウザ クラウド管理を使用している場合は、今すぐ管理コンソールにアクセスし、お客様の組織に適した機能を見つけることができます。Chrome ブラウザ クラウド管理が組織にとってメリットがあるとお考えの場合は、次の短い動画で Chrome ブラウザ クラウド管理の設定手順をご確認ください。

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上述の新機能は、クラウドでより簡単かつ効率的に管理エクスペリエンスを構築するという Google の目標をサポートするものです。Chrome ブラウザ クラウド管理は、シンプルな一元管理エクスペリエンスを IT チームに提供していきます。2021 年を通してリリースされるクラウド管理の機能強化にご期待ください。

-Chrome ブラウザ担当プロダクト マネージャー Anuj Goyal

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