Apigee、2022 年 Gartner® Magic Quadrant™ でフル ライフサイクル API 管理のリーダーに選出
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2022 年 11 月 19 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Gartner は、2022 年のフル ライフサイクル API 管理のマジック クアドラントで、Google Cloud の Apigee をフル ライフサイクル API 管理のリーダーとして認定しました。これで 7 年連続となります。外部向け API プロダクトを構築し、高度にカスタマイズ可能なデベロッパー ポータルを提供することによって、組織がデータを収益化できるようにする Google のさまざまな取り組みが引き続き認められたと考えています。今回のレポートでも再び、Apigee は実行能力において評価対象ベンダーの中で最高位を獲得しています。
破壊的な変化や経済上の逆風による圧力が増し、組織が難しい舵取りを迫られる時代において、IT チームは少ないリソースでより多くのことを実現できる API の利用を拡大しています。API のビジネス価値と必要数が増加するのに伴い、開発および運用チームに適切な制御機能を提供することがお客様の運用の成功に不可欠な要因となっています。Google はこの課題を非常に重視しており、このたびお客様、ユーザー、コミュニティから認めていただいたことを光栄に思います。
API は、サービスとデータを標準化された方法で簡単に提供できるようにすることでビジネスの成長に寄与するため、そのトラフィック量と使用量は年々急速に増加しています。実際、リサーチによると、外部 API を採用する組織は採用しない組織よりも 38% 速く成長していることがわかっています。API 管理の Gartner マジック クアドラントでの競争がこれほど激しく、その評価が価値を持つ理由の一つは、大規模な API の構築、管理、保護が非常に大きな課題であるためだと Google は考えています。適切なベンダーの選定は、ビジネスに大きな影響をもたらすテクノロジーの意思決定であるといえます。マジック クアドラントは、表明したビジョンをテクノロジー プロバイダがどの程度達成しているか、また、Gartner の市場評価に対してどの程度の実績を上げているかを迅速に把握するのに役立ちます。このレポートは、組織が API 管理に関する最適な意思決定を行うための貴重な情報となります。
Jackson National、Renault、Booking.com、L'Oreal、Cathay Financial Holdings などのお客様が Apigee を API 管理のパートナーとして信頼しています。Google の使命は、お客様が組織としての成長とデジタル エクセレンスを推進する API 戦略を構築できるよう支援することです。API は、もはや単なるアプリケーションの連結部品ではなく、独自のカスタマー エクスペリエンスと収益源を提供するプロダクトとなっています。
Google は、日々行っている投資が評価されたと考えていますが、Apigee プロダクトのイノベーションはまだ始まったばかりです。Google は今後も次のようないくつかの主要な領域への投資を継続してまいります。
柔軟な商用モデル - 8 月に従量課金制の提供を開始しました。これは使用量に基づいた新しい料金モデルで、ほとんど先行投資をすることなく Apigee を活用できます。Apigee のサブスクリプションでは、今後も料金が予測可能で、大規模な利用の場合に高い費用対効果が得られますが、その他の Google Cloud プロダクトと同様に、従量課金制では使用した分だけ支払うという柔軟性を活用してプロダクトを試すことができるようになりました。引き続き、お客様のニーズに合わせて Google の商用モデルを改善してまいります。
API ガバナンス - Google は、組織内のすべての API を簡単に検出してガバナンス ポリシーを適用することが、一般的にいって、急速で安全な成長を実現するための最善の方法であるとお客様のフィードバックから理解しています。そのため、今年、Apigee API Hub の公開プレビュー版をリリースしました。これは、スタイル(OpenAPI、gRPC / protobuf、AsyncAPI、SOAP / WSDL、GraphQL など)とライフサイクル ステージまたはゲートウェイの選択が異なる API を集めたユニバーサル API カタログです。将来的には、この機能を拡張して一般提供する予定です。
API セキュリティ - API トラフィックの増加に伴い、悪意のある API 攻撃も残念ながら増加しており、API はビジネス セキュリティで取り組むべき新しい領域となりつつあります。Google は今年、Advanced API Security という Apigee の機能をリリースしました。この機能は bot 検出と API の構成ミスの特定を自動化するため、API の保護が容易になります。Google Cloud の AI / ML ポートフォリオの活用を含め、急務となっている API セキュリティへの投資を引き続き行ってまいります。
デベロッパー エクスペリエンス - Google が今日あるのは、私たちのプロダクトを使っている皆様と、そのフィードバックのおかげです。Google のデベロッパー エクスペリエンスの改善に終わりはありません。たとえば、今年、Google は VS Code 用の Apigee Cloud Code 拡張機能をリリースしました。これにより、API デベロッパーはライブの Apigee インスタンスに接続することなく、ローカルで Apigee API プロキシを構築してテストすることができます。このようなローカルで開発されたアーティファクトは、通常の SDLC 自動化の一部としてデプロイのためにステージングすることができます。Google は、より簡単に他の Google Cloud プロダクトと Apigee を一緒に使用できるようにするために継続的に投資も行っています。たとえば、Cloud Armor や Anthos Service Mesh との新しいインテグレーションをご利用いただけます。
インテグレーション - ビジネス プロセスのために使用されている SaaS とカスタムビルド アプリケーションの数は急増し続けています。現在、組織はこれらのシステムの統合に直面していますが、多くの場合、この作業には時間のかかるカスタム コーディングと、統合プラットフォーム エンジニアを含む十分な体制のチームが必要になります。そのため、Google は Apigee Integration への投資を続けています。Apigee Integration では、コードなしでビジネス プロセスの統合を新しく作成し構成できるため、生産性とアジリティを向上させることができます。最近、Application Integration のプレビュー版がリリースされましたが、これは次世代の Apigee の統合機能で、ビジネス運営を支えるために必要な多くのアプリケーションとデータをつなげて管理できる中核的な統合ツールを備えています。
Google は、Gartner マジック クアドラントはベンダーを評価するための優れた情報源であると考えており、お客様をサポートするための Google の継続的な投資がこのレポートで認められたことを嬉しく思います。何よりも、お客様のご支援と、私たちが力を入れている Apigee の今後へのご期待に感謝いたします。
レポートの全文は、こちらからダウンロードいただけます(メールアドレスが必要です)。Apigee について詳しくは、こちらをご覧ください。
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- Google Cloud、ビジネス アプリケーション プラットフォーム担当プロダクト ディレクター Vikas Anand