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AI & 機械学習

グローバル化を推進: Workday、Google Cloud AI を利用してドキュメント処理を加速

2021年1月21日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 1 月 12 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


毎日、数百万件ものドキュメントを処理する業務をグローバル オペレーション全体にわたってスケールすることは難しい課題です。Workday は、コアである Workday Financial Management と Workday HCM の 3,400 社以上の顧客を抱える企業で、経費報告をスムーズに処理できるようにする Workday Expenses ソリューションを提供しています。このブログでは、Workday が Google Cloud の Procurement DocAI を活用してどのように成功したのかをご紹介します。

海外展開に向けて多言語対応を実現

Workday は財務や人事向けのエンタープライズ クラウド アプリケーションを提供しています。同社が提供する経費領収書の解析機能を、海外の顧客に向けて多言語対応にスケールする必要がありました。

Workday は、Google Cloud の Procurement DocAI 機械学習ソリューションを活用し、領収書スキャン機能の主要コンポーネントとして、領収書処理を自動化して多言語に対応できるようにしました。このパートナーシップにより、大規模なデータ取得が実現され、Workday の顧客はより詳細な分析情報(不正行為の検出など)を得ることや、ビジネスを前進させるための新しい機会を見つけることが可能になりました。

「Workday では、エンタープライズ ソフトウェアとは、組織における財務、人事、事業計画の管理をシンプルにするものであると考えています。Google Cloud の Procurement DocAI を当社のドキュメント処理機械学習モデルと組み合わせたことで、お客様の社内での領収書の取り込み処理をグローバル スケールで効率化することに成功しました。」 - Workday 機械学習および AI 担当バイス プレジデント Shane Luke 氏

Procurement DocAI の多言語対応を Workday アプリケーションに取り込んだことは、海外展開を進める顧客にとって、より迅速なイノベーションとして作用しました。対応言語にフランス語、ドイツ語、スペイン語を追加したことで、Workday は同社のソリューションの対象顧客を世界中に拡大できています。また、データ抽出の精度向上にもつながり、領収書の 85% 以上で F1 スコア1(モデルの精度の評価基準)を達成したことで、顧客満足度も向上できています。Workday は今後も他の言語の追加や、サプライヤーからの請求書といったドキュメントの処理にも対応していく予定です。

Google Cloud と Workday のパートナーシップは、Google Cloud がビジネスの課題を解決するための AI 活用ソリューションを提供した最新事例の一つにすぎません。

Procurement DocAI が重要なドキュメント処理を加速

Procurement DocAI は、最近発表した Document AI プラットフォーム を土台に構築される、ドキュメント処理のための統合コンソールです。お客様はこのプラットフォームで専用パーサー(請求書と領収書のパーサーなど)をすべて簡単に作成してカスタマイズできます。追加でデータのマッピングやトレーニングを行う必要はありません。Google Cloud の専用パーサーはすべて、業界トップクラスの精度を達成するために調整が加えられ、顧客やパートナーが機械学習を使ってドキュメントから確実に分析情報を引き出せるようサポートします。
https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/original_images/workday.gif

Procurement DocAI を使用してドキュメント処理のワークフローを自動化する方法について詳しくは、こちらの手順ガイドをご覧ください。


1. Google 内部データ

-プロダクト マネージャー Nelson Gonzalez

-プロダクト マーケティング マネージャー Yang Liang

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