Compute Engine インスタンスの作成と管理

このページでは、Cloud Tools for PowerShell 内から Compute Engine インスタンスを作成および管理する方法について説明します。 Compute Engine コマンドレットの詳細については、Cloud Tools for PowerShell コマンドレット リファレンスをご覧ください。

インスタンス構成の作成

インスタンスを作成する前に、インスタンス構成を作成する必要があります。 少なくとも、名前、マシンタイプ、ブートディスク イメージまたは既存のブートディスクが必要です。

$disk = Get-GceImage "windows-cloud" -Family "windows-2012-r2"
$config = New-GceInstanceConfig [VM_NAME] `
    -MachineType [MACHINE_TYPE] `
    -DiskImage $disk

New-GceInstanceConfig コマンドレットで指定できるその他の構成オプションについては、Cloud Tools for PowerShell コマンドレット リファレンスをご覧ください。

インスタンスの作成

Add-GceInstance コマンドレットを使用して、新しいマシン インスタンスを作成します。projectzoneregion などのパラメータを指定できます。パラメータを省略した場合は、Google Cloud CLI 構成で設定されている値が使用されます。

$config | Add-GceInstance -Project [PROJECT] -Zone [ZONE]

インスタンスの管理

プロジェクトの仮想マシン インスタンスを取得するには Get-GceInstance コマンドレットを使用します。インスタンス名は、プロジェクトまたはゾーン内で一意ではない可能性があるため、project パラメータまたは zone パラメータを指定して検索を絞り込むことができます。デフォルトでは、アクティブな gcloud CLI 構成で設定されている値が使用されます。

$instance = Get-GceInstance [VM_NAME]

さまざまなコマンドレットを使用して、インスタンスを起動、停止、再起動できます。インスタンスを参照するには、Get-GceInstance コマンドレットから返された名前または厳密に型指定されたオブジェクトを使用します。

Stop-GceInstance $instance
Start-GceInstance $instance
Restart-GceInstance [VM_NAME]

Set-GceInstance コマンドレットでインスタンスを作成した後、インスタンス タグ、ディスク、アクセス構成、その他のメタデータを設定できます。

Set-GceInstance $instance -AddMetadata @{"newKey" = "newValue"}
Set-GceInstance $instance -RemoveMetadata [METADATA_TAG]
Set-GceInstance $instance -RemoveTag [TAG] -AddTag [TAG]

最後に、インスタンスの作成が完了したら、Remove-GceInstance コマンドレットを使用して Compute Engine から削除できます。

# Remove all instances with the "to-be-removed" tag.
Get-GceInstance -Project [PROJECT] |
    Where { $_.Tags.Items -contains "to-be-removed" } |
    Remove-GceInstance