Key Visualizer の指標

このページでは、Key Visualizer ヒートマップで確認できる指標について説明します。

指標

Key Visualizer は、それが有効化されている Spanner データベースのパフォーマンスとリソース使用状況に関する指標を自動的に収集して集計します。Key Visualizer のすべての指標は行数で正規化されます。つまり、行範囲内の指標値は、集計された数をその範囲内の行数で割った値です。

指標 説明
CPU 秒 行範囲で 1 秒間の読み取り / 書き込みに費やされた CPU 秒数(実時間)。
論理的に保存されたバイト数 行範囲内にデータを格納するために使用されるバイト数。
読み取り行数 行範囲から 1 秒間に読み取られた行数。
読み取りバイト数 行範囲からの 1 秒あたりの読み取られたバイト数(返されたバイト数ではない)。
書き込み行数 行範囲内で 1 秒間に挿入または更新された行数。
書き込みバイト数 行範囲内で 1 秒間に挿入または更新されたバイト数。

時間枠の粒度

Spanner Key Visualizer は、指標をさまざまな粒度で経時的に集計します。最新のデータは最も細かい粒度で集計されますが、それよりも前のデータはより粗く集計されます。

期間 粒度
過去 6 時間 1 分
過去 4 日間 10 分
過去 28 日間 1 時間

データの保持と消去

Spanner は、ユーザーのデータベースの一部として内部キーテーブルにキー範囲と指標を保存します。Spanner Key Visualizer のデータ保持は次のようになります。

  • 1 分ごとに収集されたデータは 6 時間後に削除されます。
  • 10 分ごとに収集されたデータは 4 日後に削除されます。
  • 1 時間ごとに収集されたデータは 28 日後に削除されます。

Key Visualizer は、行キーのデータをメタデータ テーブルに保存します。データ保持要件が Key Visualizer のデータ保持スケジュールに適合していない場合は、Key Visualizer を無効化することができます。

制限事項

新しいデータが Key Visualizer ですぐに利用できないこともあります。

  • 新しく作成されたデータベースのストレージとトラフィックの統計情報は、すぐに利用できない場合があります。
  • 新しく挿入された行のトラフィックの統計情報は、既存のキー範囲に起因している場合があります。

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