Cloud Run インテグレーションを使用すると、Google Cloud コンソール UI と Google Cloud CLI を使用して、特定のインテグレーションに必要なリソースとサービスを自動的に作成して構成できます。これにより、複雑な操作を手動で行う必要がなくなります。
次の Cloud Run インテグレーションを利用できます。
| インテグレーション | 詳細 |
|---|---|
| グローバル外部アプリケーション ロードバランサ | グローバル外部アプリケーション ロードバランサを使用してカスタム ドメインを Cloud Run サービスにマッピングする |
| Firebase Hosting | Cloud Run サービスを Firebase Hosting に接続する |
| Memorystore | Memorystore を使用して Cloud Run サービスを Redis キャッシュに接続する |
| Firestore | Cloud Run サービスを Firebase データベースに接続する |
| Vertex AI | Cloud Run サービスを Vertex AI に接続する |
サービス アカウント
Cloud Run インテグレーションは、インテグレーション フローで次の 2 種類のサービス アカウントを使用します。
サーバーレス インテグレーション サービス エージェント: Cloud Run インテグレーションは、このサービス エージェントを使用して、インテグレーション機能に必要なリソースにアクセスします（Cloud Build や Cloud Storage を含む）。
サーバーレス インテグレーションを有効にすると、Cloud Run がサービス エージェントを自動的に作成し、必要なロールをサービス エージェントに付与します。サービス エージェントに自動的に付与されたロールを変更すると、インテグレーションは機能しなくなります。
サーバーレス インテグレーション デプロイ サービス アカウント: Cloud Run インテグレーションは、このサービス アカウントを使用して、各インテグレーションに必要なリソースまたはサービスを作成および構成します。
デフォルトでは、デフォルトの Compute Engine サービス アカウントが自動的に作成され、サーバーレス インテグレーションのデプロイ サービス アカウントとして使用されます。新しいサービス アカウントを作成して、Google Cloud CLI を使用してプロジェクトに
runapps.googleapis.com/deployment-service-accountプロパティを設定することもできます。このサービス アカウントには、基盤となる各リソースに必要なロールを付与する必要があります。必要なロールのリストは、各インテグレーション ガイドで確認できます。
料金
Cloud Run インテグレーションは無料で使用できます。ただし、インテグレーションで使用される基盤のリソースとサービスには、個別の料金が適用されます。
リージョン
Cloud Run インテグレーションでサポートされているリージョンのリストをご覧ください。