このドキュメントでは、ウェブサイトで reCAPTCHA を統合するときにユーザーが開始したイベントの記述に使用されるアクション名について説明します。
reCAPTCHA を統合するときに、grecaptcha.enterprise.execute()
の action
パラメータでアクション名を指定します。アクション名は、一意で意味があり、ユーザーに固有ではないものを使用することをおすすめします。アクション名は大文字と小文字を区別しません。使用できるのは英数字、スラッシュ、アンダースコアのみです。該当する複数のアクションが掲載されているページがある場合は、複数のアクション文字列を連結できます(例: cart_view_payment
)。
アクション名を使用することで、Google Cloud コンソールの reCAPTCHA ダッシュボードを通じて、ユーザーによるサイトの利用状況を詳細に把握できます。
次の表に、推奨されるアクション名と対応するイベントの例を示します。 また、推奨されるアクション名を使用すると、reCAPTCHA がユーザーのアクションをページタイプに関連付けることもできるため、アクションの改ざんや複製を試みる攻撃など、さまざまな形式の攻撃をモニタリングする機能が向上します。
アクション名 | ユーザーが開始したイベント |
---|---|
signup |
ウェブサイトでの登録。 |
login |
ウェブサイトへのログイン。 |
password_reset |
パスワード再設定のリクエスト。 |
get_price |
アイテムの価格を取得する。 |
cart_add |
カートにアイテムを追加する。 |
cart_view |
カートの内容を表示する。 |
payment_add |
お支払い情報(カード情報や住所など)を追加または更新する。 |
checkout |
ウェブサイトから購入手続きを行う。 |
transaction_confirmed |
トランザクションが処理されたことの確認。 |
play_song |
リストから曲を再生する。 |
次のステップ
- ウェブサイトでのアクション名の使用方法については、以下をご覧ください。