Media CDN サービスレベル契約(SLA)

最終更新日: 2022 年 2 月 4 日

Google は、お客様に Google Cloud を提供することに同意した契約(該当する場合、「本契約」)の期間中、該当する容量割り当て内で使用するために、次の月間稼働率でお客様に対象サービスを提供します(「サービスレベル目標」または「SLO」)。

対象サービス 各月の稼働率
Media CDN On-demand >=99.95%

Google が SLO を満たしておらず、かつお客様が本 SLA に基づく義務を満たしている場合、お客様は下記の返金を受けることができます。各月の稼働率と返金はプロジェクトごとに月単位で決定されます。本 SLA は、Google による SLO へのあらゆる不履行に対して、唯一かつ排他的にお客様を救済する手段を定めるものです。本 SLA で使用されているが本 SLA で定義されていない用語は、すべて本契約で定義される意味で使用します。本契約が Google Cloud パートナーまたは販売パートナー プログラムに基づく Google Cloud の再販または供給を許可している場合、本 SLA で使用される「お客様」は「パートナー」または「販売パートナー」(該当する場合)を意味し、返金は本契約で影響を受けたパートナーまたは販売パートナーの注文に対してのみ適用されます。

定義

本 SLA における用語の定義は次のとおりとします。

  • 容量割り当て」とは、以下のことを指します。

    • Media CDN オンデマンド サービスの場合、過去 30 日間の平均下り(外向き)スループット(1 秒あたり)の 3 倍の最大下り(外向き)スループット。
  • 「対象サービス」とは、Media CDN オンデマンドを意味します。

  • 「ダウンタイム」とは、エラー率が 5% を上回る状態のことです。ダウンタイムはサーバー側のエラー率に基づいて計測されます。ダウンタイムには、適用される容量割り当てを超えるピーク下り(外向き)スループットに関連する対象サービス エラーは含まれません。

  • ダウンタイム期間」とは、次のことを指します。

    • Media CDN オンデマンド サービスの場合、1 分あたり 60 以上の有効なリクエストでダウンタイム状態が連続して 5 分以上経過している期間。
    • 5 分間に満たないダウンタイムは、ダウンタイム期間にはカウントされません。
  • エラー率」は、HTTP ステータス 50x とコード「Internal Error」、「Unknown」、「Unavailable」を伴うレスポンスがあった有効なリクエストの数を、その期間中の有効なリクエストの合計数で割った数値です。同じ IP アドレスからの同一のリクエストが繰り返されても、エラー率にはカウントされません。

  • 「返金」とは、Media CDN オンデマンド サービスの場合、次のことを指します。

    各月の稼働率 対象サービスが SLO を満たさなかった場合、お客様の翌月以降の請求書に対して返金される月次請求額の割合
    99.0%~99.95% 未満 10%
    95.0%~99.0% 未満 25%
    95.0% 未満 50%
  • 「各月の稼働率」とは、月間総分数から当月のすべてのダウンタイム分数を差し引き、月間総分数で割った数値のことです。

  • 「有効なリクエスト」とは、ドキュメントに準拠し、通常はエラーでないレスポンスを返すリクエストです。

返金の申請義務

上記の返金を受けるには、返金の対象になった時点から 30 日以内に、お客様が Google のテクニカル サポートに通知する必要があります。また、ダウンタイムが発生した日時も Google に提示する必要があります。お客様がこれらの要件を満たさなかった場合、返金を受ける権利は失効します。

返金の最大額

1 か月の請求期間に発生するすべてのダウンタイム期間に対して Google がお客様に発行する返金の最大額は、該当月の対象サービスに対してお客様に請求する金額の 50% を超えないものとします。返金はサービスの将来の利用に対して振り替えられる形で行われ、返金が申請されてから 60 日以内に適用されます。

SLA の免責

SLA は、(a)一般提供前と指定されている機能またはサービス(関連するドキュメントに別途記載されている場合を除く)、(b)SLA から除外されている機能またはサービス(関連するドキュメントに記載されている)、または(c)(i)Google の合理的な管理の範囲外にある要因によって発生したエラー、(ii)お客様のソフトウェアまたはハードウェア、またはサードパーティのソフトウェアまたはハードウェア、またはその両方によって発生したエラー、(iii)利用規約に違反する不正行為やその他の行為によって発生したエラー、(iv)システムによって適用された割り当てまたは管理コンソールに表示されている割り当てによって発生したエラーには適用されません。