グラフ構成エディタを使用したサンキーグラフの作成

サンキーグラフは、ある状態から別の状態へのフローを示します。Looker では、各ディメンション値は状態として表され、フローのサイズは数値測定値によって決定されます。

グラフ構成エディタを使用すると、Looker の棒グラフから始めてサンキーグラフを作成できます。最良の結果を得るには、少なくとも 2 つのディメンションと、正確に 1 つの測定値を使用して、サンキーグラフを作成します。

たとえば、複数の [Seasonal Collection] ディメンション値にわたる [Order Item Count] の測定値を、[Category] ディメンション値に分類して示すサンキーグラフを作成できます。各ディメンション値は、色分けされた長方形で表されます。各長方形と交差する各線の幅は、そのディメンションの [Order Item Count] 指標の値に対応しています。

前提条件

グラフ構成エディタにアクセスするには、can_override_vis_config 権限が必要です。

JSON スニペットの作成

サンキーグラフを作成するには、次の JSON スニペットから始めます。

{
  chart: {
    type: 'sankey'
  }
}

サンキーグラフの作成

サンキーグラフを作成する手順は次のとおりです。

  1. Explore での縦棒グラフの表示、または Look やダッシュボードでの縦棒グラフの編集。

    この例では、2 つのディメンションと 1 つの測定値がある縦棒グラフから始めることをおすすめします。最初のグラフは次の例のようになります。

    X 軸に [Category Name] と [Seasonal Colleciton]、Y 軸に [Ordre Items Count] が表示された縦棒グラフの例。

  2. 可視化の [編集] メニューを開きます。

  3. [プロット] タブで、[グラフ構成の編集] ボタンをクリックします。Looker で [グラフ構成の編集] ダイアログが表示されます。

  4. [グラフ構成(オーバーライド)] セクションを選択し、このページの [JSON スニペットの作成] セクションの HighCharts JSON を入力します。

  5. Looker で JSON を適切にフォーマットするには、[<>(書式設定コード)] をクリックします。

  6. 変更をテストするには、[プレビュー] をクリックします。

  7. 変更を適用するには、[適用] をクリックします。可視化はカスタム JSON 値を使用して表示されます。

可視化をカスタマイズしたら、保存できます。

制限事項と要件

  • サンキーグラフには、少なくとも 2 つのディメンションと 1 つの測定値が必要です。
  • サンキーのグラフには最大 50 行のデータを表示できます。