このドキュメントは、Google Distributed Cloud を実行するアプリケーション オーナーを対象としています。このドキュメントでは、GDC 上の VM ランタイムを使用する仮想マシン(VM)を削除する方法について説明します。VM と関連するディスク リソースの両方を削除する、VM リソースのみを削除する、またはディスク リソースのみを削除するかを選択できます。
始める前に
このドキュメントの内容を実施するには、次のリソースへのアクセス権が必要です。
- クラスタのいずれかで動作する VM。必要に応じて、Google Distributed Cloud で VM を作成します。
- kubectlのプラグインとしてインストールされた- virtctlクライアント ツール。必要に応じて、virtctl クライアント ツールをインストールします。
VM リソースとディスク リソースを削除する
このオプションでは、VM リソースと、関連する仮想ディスクが削除されます。
- kubectlを使用して、VM と VM に関連するディスク リソースの両方を削除します。- kubectl virt delete vm VM_NAME --all- VM_NAMEは、削除する VM の名前に置き換えます。- 削除される VM によって使用されているリソースを確認する場合は、 - --allとともに- --dry-runフラグを指定できます。- ディスク リソースも削除せずに VM を削除する場合は、次のセクションで説明されているように - --allフラグを含めないでください。
VM リソースを削除する
このオプションでは、VM リソースのみが削除されます。関連付けられている仮想ディスクはクラスタの一部として保持されます。このオプションによって、別の VM を作成してディスク リソースを再利用できます。VM のライフサイクルは、ディスク リソースのライフサイクルとは別に管理できます。
- kubectlを使用して VM のみを削除します。- kubectl virt delete vm VM_NAME- VM_NAMEは、削除する VM の名前に置き換えます。
VM ディスク リソースを削除する
このオプションは、仮想ディスク リソースを削除します。関連付けられた VM が引き続きクラスタで実行されている場合、VM リソースは削除されません。この方法では、--all パラメータを使用せずに VM を削除した場合に、残存するディスク リソースを削除できます。
- kubectlを使用して、VM のディスク リソースのみを削除します。- kubectl virt delete disk DISK_NAME- DISK_NAMEは、削除するディスクの名前に置き換えます。たとえば、VM のデフォルト ブートディスクの名前は- DISK_NAME-boot-dvです。- kubectl get datavolumeを使用すると、既存のすべてのディスクの一覧を表示できます。- VM を削除する前に VM のディスクを削除しようとすると、ディスクは削除のためにマークされます。ディスクは、VM も削除した場合のみ削除されます。