Gemini Code Assist は、コードの生成、コードの補完、コードの変換、チャットのコンテキストからのファイルの除外をサポートしています。Enterprise ユーザーの場合は、コードのカスタマイズでもファイルの除外を設定できます。
多くの場合、コンテキストに含めたくない特定のファイルまたはサブツリーがあります。
これらのファイルを除外するには、.aiexclude ファイルまたは .gitignore ファイルを使用します。
コンテキストの除外設定を構成する
このセクションでは、.aiexclude ファイルと .gitignore ファイルの設定を構成する方法について説明します。
.aiexclude ファイルを任意のファイルに変更する
デフォルトでは、コンテキストの除外に .aiexclude を使用するように設定されています。IDE でこの設定を変更する手順は次のとおりです。
VS Code
- アクティビティ バーで、settings [Manage] > [Settings] をクリックします。 
- [Settings] ウィンドウで、[Extensions] > [Gemini Code Assist] に移動します。[Context Exclusion File] が表示されるまでスクロールします。 
- テキスト フィールドで、 - .aiexcludeを目的の場所に変更します。
これで、選択したファイルがコンテキスト除外ファイルとして設定されました。
IntelliJ
JetBrains IDE では、.aiexclude ファイルと .gitignore ファイルの構成はサポートされていません。
.gitignore コンテキストの除外を変更する
デフォルトでは、.gitignore ファイルはコンテキスト除外で有効になっています。このファイルは、Gemini Code Assist のルート作業フォルダに配置する必要があります。サブディレクトリにある .gitignore ファイルは考慮されず、マージもされません。
コンテキスト除外で .gitignore ファイルを無効にするには、次の操作を行います。
- アクティビティ バーで、settings [Manage] > [Settings] をクリックします。 
- [Settings] ウィンドウで、[Extensions] > [Gemini Code Assist] に移動します。[Context Exclusion Gitignore] が表示されるまでスクロールします。 
- チェックボックスをオフにします。 - Gemini Code Assist が無視するファイルを指定する - .gitignoreファイルが無効になりました。
.aiexclude ファイルを作成する
.aiexclude ファイルの構文は .gitignore ファイルと同じです。
例
次の例は、.aiexclude ファイルを構成する方法を示しています。
- .aiexcludeファイルが含まれているディレクトリまたはその下にある- apikeys.txtという名前のすべてのファイルをブロックします。- apikeys.txt
- .aiexcludeファイルが含まれているディレクトリまたはその下にある- .keyファイル拡張子を持つすべてのファイルをブロックします。- *.key
- .aiexcludeファイルと同じディレクトリにある- apikeys.txtファイルのみをブロックします。サブディレクトリはブロックしません。- /apikeys.txt
- ディレクトリ - my/sensitive/dirとすべてのサブディレクトリ内のすべてのファイルをブロックします。パスは、- .aiexcludeファイルを含むディレクトリの相対パスにする必要があります。- my/sensitive/dir/
- foo ディレクトリの - bar.txtという名前のファイルを除き、ディレクトリ- fooとそのサブディレクトリ内のすべてのファイルをブロックします。- foo/* !foo/bar.txt
コード カスタマイズ用のインデックスへのアクセスを制御する
デフォルトでは、コード カスタマイズは、指定したリポジトリ内のサポートされているコードファイルをすべてインデックスに登録します。
コンテキストで使用したくないコードが公開されないようにするには、ブランチ パターンを使用してインデックスへのアクセスを制御し、main などの安定したブランチを使用します。
また、.aiexclude ファイルを作成して、コンテキストからファイルを除外することもできます。