Google Cloud では、割り当てを使用して公平性を確保し、リソースの使用量と可用性の急増を抑えます。割り当ては、Google Cloud プロジェクトで使用できる Google Cloud リソースの量を制限します。割り当ては、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク コンポーネントなど、さまざまなリソースタイプに適用されます。たとえば、割り当てによって、サービスへの API 呼び出しの数、プロジェクトで同時に使用されるロードバランサの数、作成可能なプロジェクトの数を制限できます。割り当てを適用することで、サービスの過負荷を防ぎ、Google Cloud ユーザーのコミュニティを保護します。割り当ては、自組織で使用している Google Cloud リソースの管理にも役立ちます。
Cloud Quotas システムは次のことを行います。
- Google Cloud のプロダクトとサービスの消費量をモニタリングする
- これらのリソースの消費量を制限する
- 割り当て値の変更をリクエストする方法を提供する
ほとんどの場合、割り当ての許容量を超えるリソースを消費しようとすると、システムによってリソースへのアクセスがブロックされ、実行しようとしているタスクは失敗します。
割り当ては通常、Google Cloud プロジェクト レベルで適用されます。あるプロジェクトでリソースを使用しても、別のプロジェクトで使用可能な割り当てに影響することはありません。Google Cloud プロジェクト内では、すべてのアプリケーションと IP アドレスで割り当てが共有されます。
合計リクエストの割り当て
AML AI リクエストには、次の割り当てが適用されます。
| 割り当て | 値 |
|---|---|
| 1 リージョン、1 プロジェクトあたりの 1 秒あたりのリクエスト数 | 100 |
| 1 リージョン、1 組織、1 秒あたりのリクエスト数 | 100 |
1 プロジェクト、1 日あたりの projects.locations.instances.engineConfigs.create へのリクエストで使用される当事者の数 |
55,000,000 |
1 組織、1 日あたりの projects.locations.instances.engineConfigs.create へのリクエストで使用される当事者の数 |
55,000,000 |
1 プロジェクト、1 日あたりの projects.locations.instances.models.create へのリクエストで使用される当事者の数 |
55,000,000 |
1 組織、1 日あたりの projects.locations.instances.models.create へのリクエストで使用される当事者の数 |
55,000,000 |
projects.locations.instances.backtestResults.create へのリクエストで使用される当事者の数に、プロジェクトごとの 1 日あたりのバックテスト期間の数を掛けた数 |
55,000,000 |
projects.locations.instances.backtestResults.create へのリクエストで使用される当事者の数に、組織ごとの 1 日あたりのバックテスト期間の数を掛けた数 |
55,000,000 |
projects.locations.instances.predictionResults.create へのリクエストで使用される登録済み当事者の数に、プロジェクトごとの 1 日あたりの予測期間の数を掛けた数 |
55,000,000 |
projects.locations.instances.predictionResults.create へのリクエストで使用される登録当事者の数に、組織ごとの 1 日あたりの予測期間の数を掛けた数 |
55,000,000 |
同時リクエストの割り当て
同時リクエストには、次の割り当てが適用されます。
| 割り当て | 値 |
|---|---|
| 1 リージョン、1 プロジェクトあたりの調整リクエスト数 | 1 |
| 1 リージョン、1 プロジェクトあたりのトレーニング リクエスト数 | 5 |
1 リージョン、1 プロジェクトあたりの推論リクエスト（projects.locations.instances.backtestResults.create と
projects.locations.instances.predictionResults.create の組み合わせ） |
5 |
コレクション サイズの割り当て
AML AI の収集には、次の割り当てが適用されます。これらの割り当ては、時間が経過してもリセットされず、代わりにリソースを削除すると解放されます。
| 割り当て | 値 |
|---|---|
| 1 リージョン、1 プロジェクトあたりのインスタンス数 | 10 |
| 1 リージョン、1 プロジェクトあたりのデータセット数 | 1000 |
| 1 リージョン、1 プロジェクトあたりの EngineConfigs | 1000 |
| 1 リージョン、1 プロジェクトあたりのモデル数 | 1000 |
登録済み当事者の割り当て上限
| 割り当て | 値 |
|---|---|
| 1 リージョン、1 プロジェクトあたりの登録当事者数 | 1,500,000 |
割り当ての増加をリクエストする
AML AI は現在、Google Cloud コンソールから割り当ての増加をサポートしていません。割り当ての増加をリクエストするには、サポートにお問い合わせください。
ほどんどの割り当てを減らす場合は、Google Cloud コンソールを使用します。詳しくは、割り当ての増加をリクエストするをご覧ください。
割り当てアラートの設定
割り当てアラートを設定すると、割り当て使用量が定義されたしきい値に達したときに通知を受け取ることができます。詳細については、割り当てページで割り当て使用量のアラートを設定するをご覧ください。