Gemini モデルの重みを GDC に読み込む

このページでは、Google Distributed Cloud(GDC)エアギャップで Gemini モデルの重みを組織のストレージ バケットに読み込む方法について説明します。

モデルが読み込まれると、GDC 内で Gemini を使用できます。詳しくは、ケーパビリティをご覧ください。

始める前に

Gemini モデルの重みをストレージ バケットに読み込むには、次のものが必要です。

  • 既存のストレージ バケット。
  • 必要な ID とアクセスロール。セキュリティ管理者に次のロールを付与するよう依頼します。

    • Gemini アーティファクト ディストリビューター(gemini-artifacts-distributor): gemini-model-artifact-registry リソースのオブジェクト ストレージ バケットに対する読み取り / 書き込みアクセス権があります。
    • Gemini Artifacts クラスタ閲覧者(gemini-artifacts-distributor-cluster-role): クラスタ Namespace のオブジェクト ストレージ バケットに対する読み取りアクセス権があります。
  • Gemini モデルの重みをダウンロードして転送します。モデルの重みが tar ファイルから抽出され、/root/release/arbitrary-artifacts/gemini のディレクトリ形式で表示されます。

Gemini モデルをストレージ バケットに読み込む

Gemini モデルの重みをストレージ バケットに読み込む手順は次のとおりです。

  1. Gemini がダウンロードされ、抽出された組織にログインします。詳細については、Gemini モデルをダウンロードして転送するをご覧ください。

    gdcloud config set core/organization_console_url
    https://console.GEMINI_ORG.zone1.google.gdch.test
    

    GEMINI_ORG は、組織の名前に置き換えます。

  2. gdcloud CLI でログインします。

  3. 抽出してダウンロードしたモデルのパスを設定します。

    export GEMINI_ARTIFACTS=/root/release/arbitrary-artifacts/gemini
    
  4. gdcloud system arbitrary-artifacts load コマンドを使用して、モデルの重みをストレージ バケットに読み込みます。

    gdcloud system arbitrary-artifacts load $GEMINI_ARTIFACTS
    
  5. バケットの内容を一覧表示して、ストレージ バケットにモデルの重みが含まれていることを確認します。

    gdcloud storage ls –-recursive s3://BUCKET_FQDN
    

    BUCKET_FQDN は、バケットの完全修飾名に置き換えます。

  6. load-oci コマンドを使用して、モデルを含むコンテナ イメージをコンテナ レジストリに読み込みます。

    gdcloud system container-registry load-oci BUNDLE_SUB_FOLDER --create-release-metadata=false --skip-failover-registry
    

    BUNDLE_SUB_FOLDER は、コンテナ イメージのパス(oci/ など)に置き換えます。

    Gemini が GDC に読み込まれました。

次のステップ