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スタートアップ & SMB

Divercity、Google Cloud を活用してより包括的でサステナブルなワークフォースを構築

2022年10月3日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 9 月 27 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

DEI、すなわち Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括性)のイニシアチブが増えているにもかかわらず、黒人とラテンアメリカ系の人々はテクノロジーの世界で依然として過小評価されています。彼らはそれぞれ米国の労働力人口の 12.6% と 18% を占めていますが、テクノロジー専門職の中で黒人はわずか 5%、ラテンアメリカ系はわずか 6% を占めるにすぎません。

このように多様性が欠如している主な要因は、雇用慣行における従来からの偏見と非包括的な就業環境です。過小評価されている専門職がうまく採用されたとしても、昇進を目指すうえで目に見えない障壁が存在し、黒人とラテンアメリカ系の従業員は不均衡に多くレイオフされるので、テクノロジー企業にとって才能豊かな人材を維持することは極めて大きな課題となっています。

多様性のある、より包括的でサステナブルなワークフォースを構築できるよう雇用主の皆様を支援する目的で、私たちは Divercity を設立しました。広範な機能を備えたこの人材採用 / 維持プラットフォームを活用すると、テクノロジー企業は従業員たちの多様性とジェンダー平等性を正確に測り、過小評価されている優秀な人材とシームレスにつながって、離職者数を大きく減らすことができます。

Divercity は成長を続け、新しいサービスやソリューションを導入していく予定です。それらを活用することでテクノロジー業界は包括的な企業となり、州および連邦の機会均等法に対するコンプライアンスを改善できるでしょう。さらに私たちは Divercity の範囲を広げて、非テクノロジー業界の DEI イニシアチブを支援することや、他の国々においても過小評価されている専門職の採用をサポートすることを目指しています。

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Divercity 設立チーム

Google for Startups Black Founders Fund の支援の下で Divercity をスケールアップ

Divercity を設立して間もなく、私たちは 2021 Techstars Workforce Development Accelerator に参加しました。このプログラムの期間中と期間後にいただいた素晴らしいサポートやガイダンスを考慮した結果、多様性と包括性をアクティブに擁護する信頼性の高いテクノロジー パートナーと長期的に協力することの重要性がわかりました。

こうした理由で、当社はGoogle for Startups クラウド プログラムに参加しました。プログラムを完了した後、当社は Google Cloud クレジットとGoogle for Startups Black Founders Fund ファンディングを使用して主な Google Cloud ソリューションをコスト効率的に試用、デプロイ、スケーリングしました。当社は、Google Cloud の安全性を重視して設計されたインフラストラクチャ上に包括性の追跡と採用を行うための新しいツールをわずか数か月でロールアウトして、テクノロジー業界で過小評価されている人材の発見と雇用を促進できました。

Google for Startups クラウド プログラムと Black Founders Fund のサポートやメンターシップにより、Divercity は業界で最も信頼される DEI 測定 / 採用 / 維持サイトの一つになる道を順調に歩んでいます。

予測可能な多様性分析を提供: 99% の正確さ

Divercity プラットフォームに備わるすべてのサービスを実現するうえで、広範な Google Cloud エコシステムが役立っています。特に Colab を活用して、高度な  TensorFlow 機械学習(ML)モデルを作成し、実行しています。これらのモデルにより、予測可能な多様性分析の正確さが 99% に達しています。

さらに BigQuery を使用してインサイトを「民主化」し、スケーラブルに分析を実行しています。他のクラウド データ ウェアハウスを使用した場合に比べて 3 年間の TCO が 27% 低くなりました。BigQuery は Looker およびデータポータルとシームレスに統合されて、会社の多様性と採用のデータを対話式ダッシュボードに表示し、詳細なデモグラフィック情報を含むレポートを自動的に取り込みます。

さらに Firebase を使用して新しい Divercity ツールの開発、立ち上げ、管理を加速させるとともに、A/B Testing やメッセージング キャンペーンなどの主要な機能を活用してユーザー エンゲージメントを促進しています。

将来的には、Google Cloudの AI および機械学習プロダクト(たとえば Vertex AI やAutoML など)を利用して多様性スコア分析と応募者採用パイプラインをさらに微調整する方法を模索していく予定です。また、Google Black Founders Fund から得られる多数のリソースを引き続き活用していきます。その中にはテクニカル プロジェクト パートナーシップの機会、新しい Google Cloud のプロダクトとツールの早期アクセス、専任の Google エキスパートとのコラボレーションなどが含まれます。

Google for Startups クラウド プログラムと Google Black Founders Fund は当社の成功に不可欠です。Black Founders Accelerator プログラムの完了後、当社は HR Tech Outlook の「HR テクノロジー プロダクト トップ 10」に入り、サブスクライバー ベースも大きく拡大し、投資家から好意的なフィードバックを得ています。より多様で、包括的で、サステナブルなワークフォースを築けるようテクノロジー企業を支援するうえで当社は今後も実績を積み、意欲的に取り組んでいきたいと考えています。

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Google Cloud がスタートアップをサポートする方法について、こちらのページでプログラムの詳細をご確認ください。また、こちらから更新情報の配信にご登録いただいた方には、コミュニティ活動、デジタル イベント、スペシャル オファーなどの情報をお届けします。


- Divercity、共同創設者 / CEO Chuka Ikokwu 氏
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