Google Public Sector に Karen Dafut を迎えて
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2022 年 9 月 23 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Google は先日、米国の連邦政府、州政府、地方自治体や教育機関が、デジタル トランスフォーメーションを加速する支援を行うための部門である Google Public Sector の設立を発表しました。Google Public Sector は、オープンでスケーラブルなインフラストラクチャ、高度なデータおよび分析、人工知能、機械学習、Google Workspace などの最新のコラボレーション ツール、高度なサイバーセキュリティ プロダクトといった技術を、政府や教育機関のお客様に大規模に提供します。これにより、行政機関や組織が、市民によりよいサービスを提供し、ミッションを達成する支援を行うことができます。
Google Public Sector の始動からまだわずか数か月ですが、その勢いは増すばかりです。Google Workspace は、米国国防総省（DOD）の影響レベル 4（IL4）の認定を取得しました。また、米国海軍、国防イノベーション ユニット、米国退役軍人省などの行政機関のお客様との成功を築いてきた経験に基づき、Google はアリゾナ州立大学が提供する認定オンライン小中高である ASU Prep Digital といった教育機関が、米国および世界中の学生がリモート没入型学習テクノロジーをより利用しやすくできるような技術についてもご紹介しました。
本日、Karen Dahut を Google Public Sector の新しい CEO として迎えることをお知らせします。テクノロジー、サイバーセキュリティ、分析の分野で 25 年以上の経験を持つ Karen は、経営幹部として偉大な業績を残しています。また、事業の構築、大規模な成長戦略の策定と実行、商業業界と連邦業界両方における差別化されたソリューションの創造も行ってきました。Karen は 10 月 31 日に私たちの仲間に入ります。同時に、創立 CEO として Google Public Sector を設計し立ち上げた Will Grannis は、Google Cloud の CTO という元の職に戻ります。
Karen は、Booz Allen Hamilton のセクター プレジデントとして、同社の年間売上の半分を占める 40 億ドルのグローバル防衛ビジネスと、Fortune 500 企業に次世代サイバー セキュリティ ソリューションを提供するグローバル商業事業部門を率いた経験もあります。彼女のリーダーシップのもと、Booz Allen は、政府機関がテクノロジーを利用してミッションを達成する支援を行う、有数のデジタル インテグレータとなりました。
Karen はまた、組織が困難な課題に取り組むための革新的なソリューションの構築の場においても、豊富な経験を持っています。たとえば、Booz Allen では、最高イノベーション責任者を務め、戦略的イノベーション グループを構築しました。そこでは、サイバーセキュリティ、データ サイエンス、デジタル テクノロジー分野において、新しい能力を提案し続けました。Booz Allen に入社する前は、Karen は米国海軍の将校として、海軍の主要な生物医学研究所のコントローラとして働いていました。
Google は、米国（連邦政府、州、地方自治体、教育機関など）における複雑な問題を解決するためにクラウド テクノロジーを適用するうえで、Google Public Sector は重要な役割を果たしていけるものと考えています。Karen がこの新しい部門を率いて、公的機関にさらなる選択肢を提供し、ひいては国内のより多くの行政機関にまで Google のサービスを拡大していくことを、とても楽しみにしています。
