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Public Sector

AI で学習者、教育者、雇用者の共通の言語を作成する

2024年5月22日
Roshni Madaiah

Account Executive, EdTech, Google Cloud

Pratap Ramamurthy

AI/ML Customer Engineer, Google Cloud

※この投稿は米国時間 2024 年 4 月 27 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

スキル不足により、数千万の人々の就職、キャリアアップ、現在のビジネス チャンスへの適応が妨げられています。たとえば、世界で推定 9 億 2,000 万人が自分の仕事に見合わない教育を受けており1労働者の 60% が 2027 年までに新たなトレーニングを受ける必要があるものの、適切なトレーニングの機会を得られているのはごく一部にすぎません2

継続的な教育へのアクセスを拡大することは、すべての人が平等に活躍できる場を提供し、与えられた仕事に必要なスキル、そしてそのスキルを身につける方法をより明確に理解するのに非常に効果的な方法です。

Google Cloud EdTech パートナーの Jobspeaker は、教育者、学習者、雇用者を結びつけることで、経済サイクルや求人市場で急速に高まっているテクノロジーが雇用市場に与える影響によって引き起こされる人々や企業への負担を大幅に軽減できると考えています。

Jobspeaker の創設者兼最高経営責任者である Jarlath O’Carroll 氏は、「キャリアの段階によって、必要なものは異なります」と言います。「ここ 10 年間で、急速に進化する経済に対応するために再トレーニングやスキルアップを目指す人が増えています。当社では、再トレーニングとスキルアップを可能な限り効果的かつ効率的に行うことに重点を置いています。」

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Jobspeaker は、学生、求職者、専門家を含む学習者ならびに教育者、雇用者のスキル マッチングを向上させる探索、学習、仕事のプラットフォームを構築するうえで Google Cloud を使用し、Google EdTech パートナーとなることを選択しました。

新しい共通の言語によるスキルのマッピング

設立以来、Jobspeaker は希望する仕事やキャリアに必要なスキルを明確にし、そのスキルを身につけるための道筋を提供することに重点を置き、キャリア プランニングのためのツールスイートの作成に取り組んできました。

Jobspeaker の最高情報責任者であり、役員でもある Richard Varn 氏は、「雇用者と求職者双方の理解にギャップがあったため、スキルの言語化に焦点を当てることにしました」と言います。「学習者、教育者、雇用者の間で信頼できるスキルの説明とコミュニケーションを確立することが、誰にとっても良い結果をもたらすことになります。」

その目標を達成するために、Jobspeaker には学生が学業を通じて身につけたスキルや雇用主が求めるスキルに関する具体的な情報を抽出できる IT ソリューションが必要でした。Google Cloud が最適なオプションであることが判明したのは、膨大な量の情報を大規模に抽出するツールを提供しているからでした。

「当社が AI に課したタスクは、あまり構造化されていないデータから、ビジネスや学問におけるスキル、コンピテンシー、アクティビティ、知識、能力に関する詳細を引き出すことでした」と Varn 氏は言います。「データの規模と複雑さを考えると、ML をサポートするために構成可能な AI インフラストラクチャによる高度に自動化されたプロセスが必要でした。」

Jobspeaker は、Vertex AI を活用してカリキュラムとスキルのマッピングを行うことにしました。分類作業で最初の成功を収めた後、Jobspeaker は Vertex AI の新しい生成 AI 機能を利用する機会を見出しました。これらのツールは現在、教育で培われたスキルの特定と集計を行い、職務の説明にマッピングするデータの抽出に適用されています。

専門家や学生がさまざまなソースから学び続けるなか、Jobspeaker は、15 分の YouTube 教育向け動画から 4 年間の学位プログラムまで、あらゆるタイプの学習経験のマッピングに取り組んでいます。これまでに、Jobspeaker は高等教育から生涯教育まで、6,300 以上のプログラムと 25,000 以上のコースを正常に処理しました。

Vertex AI を使うことでスピードも向上しました。Jobspeaker は、より手作業に近いプロセスとオンプレミスの IT を使用していたため、処理に 3~4 週間かかっていました。Google Cloud に移行してからはその処理は 1~2 週間に短縮され、現在はより多くのモデルをファイン チューニングしながら 2 日未満で完了させています。Jobspeaker は、近い将来、さらに複雑なスキル マッピングが 2~3 時間でできるようになると想定しています。

Jobspeaker は、近い将来、そのプロセスが進化するにつれて、さらに複雑なスキル マッピングにかかる時間が大幅に短縮されると想定しています。

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Jobspeaker ユーザー インターフェース画像のスクリーンショット

適切なクラウド プロバイダとの連携

Jobspeaker は、そのスケーラブルなインフラストラクチャと検索技術に関するエキスパティーズから、Google Cloud と連携することを選びました。同社は、Google が多くの産業で行っていることを教育や雇用の分野で行いたいと考えています。

「当社の最終的な目標は、教育とキャリアを結びつけるあらゆる種類の情報を発見して利用し、その情報を詳細に理解し、その分析情報をユーザーに明確に伝えることです」と O’Carroll 氏は言います。

当社の理念と Google Cloud の理念は強く一致しています。私たちは、世界中の学習者、雇用者、教育者、その他の人たちに価値ある情報を提供したいと考えています。

Jobspeaker、創設者兼最高経営責任者 Jarlath O’Carroll 氏

Jobspeaker には現在、スキル マッピングのプロセスをスケールアップするための基盤インフラストラクチャが備えられています。Compute Engine は、Jobspeaker のアプリケーションとインフラストラクチャを強化し、同社の IT アーキテクチャにオンデマンドで効率的な基盤を提供しています。

さらに、Jobspeaker は、すべての人の教育改善に対する Google Cloud のコミットメントも、有力な連携分野であると考えています。

「Google Cloud に最初に興味を持ったのは、提供するテクノロジーに基づくものでしたが、Google が教育分野で行ってきた素晴らしいことについて、さらに多くのことを学びました」と O'Carroll 氏は言います。「より多くの学習者がこのサービスを利用できるように、Google Chromebook のプラグイン バージョンを作成し、デプロイしたいと考えています。」

AI に集まる注目

Jobspeaker は、Google Cloud での実行を決定したことで、技術の進化に合わせて AI を試すことができる有利な立場にあると考えています。同社は、より多くの学習者、教育者、雇用主が利用できるよう、スキル マッピングのプロセスをスケールアウトする際に、最も性能が高く、マルチモーダルにするうえで一般的な Google のモデルデザインである Gemini モデルを使用することを計画しています。

「当社は、教育者、雇用者、学習者が絶えず変化する経済情勢に対応できるように支援することに尽力しています」と O’Carroll 氏は言います。「不況、テクノロジーの進歩、パンデミックによりキャリアが損なわれました。当社のプラットフォームは、いつでもキャリアを軌道修正するチャンスを人々に与えると確信しています。Google Cloud は、Gemini のような有望な AI 技術を通じて、当社の目標達成を支援してくれるでしょう。」

Google Cloud がどのように EdTech 企業の成功を支援しているかについては、Public Sector ブログをご覧ください。

1. 国際労働機関: ILOSTAT(2023 年 2 月)
2. 世界経済フォーラム、
Future of Jobs Report(2023 年)

ー Google Cloud、EdTec アカウント エグゼクティブ Roshni Madaiah

ー Google Cloud、AI / ML カスタマー エンジニア Pratap Ramamurthy

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