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サプライ チェーンを変革して運営する方法をご紹介する Google のデジタル サプライ チェーン サミット

#retail

※この投稿は米国時間 2021 年 3 月 26 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

2020 年の初めに、トイレット ペーパーやキッチン ペーパーの品薄が心配されるほどサプライ チェーンが混乱をきたすことになるとは、誰が予想したでしょうか。ほかにも、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミック初期には、多くの混乱や予期しない事象が生じました。実際的な面では、消費者の行動が突然変化したことによってサプライ チェーンに注目が集まり、あらゆる消費者を含め、多くの人に物流網の脆弱さを露呈することになりました。

いうまでもなく、このような混乱は日用品に限ったことではありませんでした。購入の行動全体が劇的に(そしておそらく永久的に)変化したのです。2019 年末における e コマースの売上は世界の売上の 16% でしたが、その 4 か月後には 33% にまで増加しました。サプライ チェーン企業は、e コマースへの大規模な転換と急速に変化する配達モデルに、いわば一夜にして対処することを余儀なくされました。

輸送コンテナの不足といった、このような転換に伴う影響も同じく劇的でした。COVID-19 のロックダウンにより、港湾で働く人の数が制限されたため、輸送の停滞が生じ、コンテナ輸送費の急激な上昇につながりました。また、サプライ チェーンが世界経済の支柱であることをおそらく最も如実に示しているのが、現在世界中で大規模に取り組まれている COVID-19 ワクチンの輸送と供給です。

現在のサプライ チェーンの限界

サプライ チェーンの専門家が、需要の予測、注文の配達や処理、在庫管理を改善するための投資を行ってこなかったわけではありません。実際、IDC Research によると、サプライ チェーンの運営とサービス提供に対する投資は、次の 3 年間だけで 34% 上昇する、つまり現在の 480 億ドルが 2023 年末には 640 億ドルまで増加することが推定されています。それでも、克服すべき重大な限界があり、それは特に次の 3 つの主要領域で顕著です。

  • 可視性: 企業は重大な変化の不確実性に対処するために十分な在庫情報を有していません。

  • 柔軟性: 標準的なプロセスを実施している企業は、変化への順応に時間がかかります。

  • インテリジェンス: 合理化され、クリーンアップされた実用的なデータがない企業は、需要を正確に予測して対応することができません。

サプライ チェーンはまさに今、イノベーションに向かうときです。AI やロボット工学からスマート ファクトリまであらゆるものを導入している製造業全般とは異なり、これまでサプライ チェーンは標準的なプロセスに比較的小規模な調整しか加えてきませんでした。

Google のサミットからサプライ チェーンの変革に合流する

企業の皆様がこのような差し迫った問題についてディスカッションを行い、問題に対処できるように、Google は 2021 年 3 月 30 日にデジタル サプライ チェーン サミットを開催しました。世界中からサプライ チェーンと物流業界の 300 名を超えるシニアリーダーが一堂に会した本イベントでは、デジタル サプライ チェーン プラットフォームを構築して優れたカスタマー エクスペリエンスを実現する方法、復元性と持続可能性を持つサプライ チェーンを構築する方法、AI や ML といった先進技術を使用することでサプライ チェーンを自律的に運営する方法を学ぶことができます。

業界から注目の企業が講演者として参加し、中でも Kuehne+Nagel と J.B. Hunt は両社とも世界有数の輸送および物流企業であり、サプライ チェーンをデジタル化して、あらゆるプロセス、人員、チームを強化しています。両社からの講演者は、デジタル トランスフォーメーションの取り組みについて、特に両社が効率性と業績の新たな水準を創出するためにクラウド、人工知能、データ分析を活用している方法について説明しています。

イベントではほかにも、Google 社内のサプライ チェーンとデータセンターの運営担当リーダーが、導入したクラウドベースのソリューションがもたらした実際の影響とビジネス成果についてお話ししています。最後に、Accenture と Deloitte からインダストリー プラクティス担当リーダーが、広範なバリュー チェーン全体にわたり、顧客中心のデジタル サプライ チェーンとコネクテッド デジタル スレッドを構築する方法をご紹介しています。

平均ではなく独創性を目指す

サプライ チェーンの運営では、現状維持にこだわる必要はありません。変革は、データを活用して個々のプロセスを強化することで実現できます。そして変革を実現すれば、他社から一歩抜きんでることができます。Google は、次の 4 つの機能を基盤としたクラウドベースのデジタル サプライ チェーン プラットフォームの構築を支援しています。

  • 1 つ目は、サプライ チェーンのデジタルツインの使用です。これは、物理的なサプライ チェーンの中核をデジタルで表現したものです。

  • 2 つ目は、インテリジェンスを使用して、生じ得る結果を予測することです。

  • 3 つ目は、使用するデバイスや場所に関係なく、エンドユーザーが情報にアクセスできるようにすることです。

  • 4 つ目は、アプリケーションについてはパートナーを活用することです。サプライ チェーン企業は、既存のシステムを新しいテクノロジーで補完することでイノベーション、適合、限界の克服を容易にし、成功を遂げることができます。

変革への第一歩を踏み出す

Google Cloud のデジタル サプライ チェーン サミットにぜひご登録ください。さまざまな企業がサプライ チェーンや物流の運営におけるデジタル トランスフォーメーションをどのように進めているかを包括的に学べる素晴らしい機会です。このイベントにオンデマンドで参加して、クラウドベースのソリューション、データ分析、AI を活用して独自のデジタル戦略を今すぐ進めていく方法をぜひご確認ください。

-Google Cloud サプライ チェーンおよび物流担当マネージング ディレクター Hans Thalbauer