コスト管理

予算をカスタマイズして最新情報を入手

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※この投稿は米国時間 2021 年 2 月 23 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

要約: 予算アラートは、デフォルトで請求先アカウントの管理者とユーザー宛てにのみ送信されます。Cloud Monitoring チャネルを使用すれば、最大 5 つのカスタムメールを追加できます。個人ではなく、グループに送信するようにしましょう。

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予算とアラートを FinOps ライフサイクルの通知フェーズに組み込んで可視化します

前回の投稿では、予算の設定方法と予算を設定すべき理由について(おそらく、詳しすぎるほど)ご説明しました。予算を把握することは非常に重要です。にもかかわらず、予算のアラートが送信されるのは、請求先アカウントの管理者とユーザーのみです。では、もっと多くの人に予算の状況を知らせる場合はどうしたらよいでしょうか。

そのような人たちを請求先アカウントのユーザーや管理者として追加することはできますが、その場合、必要以上の権限が付与されてしまうことになりかねません。たとえば、ユーザーはプロジェクトを請求先アカウントにリンクできます。しかし、このような操作を大勢のユーザーに許可することは望ましくありません(最小限のユーザーに抑えたいものです)。しかし新しい機能のおかげで、最大 5 つのメールアドレスを簡単に追加してアラートの受信を指定できるようになりました。では、詳しく説明していきましょう。

基本的にはチェックボックスは 1 つだけ

まず、前回の投稿の説明に沿って予算を設定するか、既存の予算を変更します。予算の設定の最後に、次のチェックボックスが表示されます。

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これがそのチェックボックスです

次に何をするかは説明するまでもありませんが、チェックボックスをオンにしましょう。次に、使用する通知チャネルとワークスペースを選択する必要があります。

これらのワークスペースは Cloud Monitoring(旧 Stackdriver)用で、基本的にはモニタリング対象を整理する場合に利用します。ワークスペースの詳細については、こちらをご覧ください。ただし、予算のアラートメールを追加するにあたって、ワークスペースについて詳しく知っておく必要はありません。Cloud Monitoring を使用していない場合は、ワークスペースがない可能性があります。そこで、今までの操作は一度中断して、ワークスペースの設定に進みましょう。

チェックボックス 1 つだけではないかもしれない

ここでの操作もとても簡単ですが、重要な注意事項が 1 つあります。ワークスペースは請求先アカウントではなく、プロジェクトに関連付けられます。そのため、ここで使用するプロジェクトが必要になります。自分が所有者で、これらの通知にのみ使用する新しいプロジェクトを作成することをおすすめします。今後、他のことでプロジェクトが必要になった場合は、ここで作成するプロジェクトを他のアセットに使用することもできます。

新しいプロジェクトの作成方法がわからない場合は、コンソールのホーム画面に移動してください。画面左上のプロジェクト セレクタに、現在選択されているプロジェクトが表示されます。これをクリックすると、プロジェクトの選択や新しいプロジェクトの作成に関するオプションがポップアップ表示されます。

ワークスペースを作成していない場合は、左のナビゲーションで [オペレーション] の下の [モニタリング] をクリックすると、現在のプロジェクトのワークスペースが自動的に作成されます。

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ワークスペースの作成には時間がかかる場合があるので、休憩しながら待ちましょう

新しいワークスペースを作成したら、予算の作成と編集に戻り、もう一度チェックボックスをオンにします。

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これは前と同じチェックボックスだとお気づきでしょう

これでワークスペースを選択しましたが、続いてメールも選択する必要があります。通知チャネルをまだ追加していない場合(特にこれが新しいワークスペースの場合)、通知チャネルのボックスを展開すると空のリストが表示されます。そこで [通知チャネルを管理] リンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます。

チェックボックス 1 つだけではなかった

操作が前後して申し訳ありません。でもあと少しです。Cloud Monitoring のインターフェースで操作するよりも、予算の面から操作する方が簡単です。どちらの場合でも、Slack、Webhook、メールなどの利用可能なチャネルが一覧表示されます。先に進みましょう。メールの横の [新しく追加] ボタンをクリックすると、次のポップアップが表示されます。

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追加するメールごとにメールアドレスと表示名を指定する必要があります

このプロセスに沿って、予算アラートを送信するメールを追加します。ここで、知っておくとよいベスト プラクティスがあります。

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社内に素晴らしい友人がいる私には、とてもありがたいことです

一般に、できる限り個人ユーザーではなくグループを使用しましょう。権限であれ、予算アラートであれ、チームは時間の経過に伴って変わっていくものです。そして G Suite やその他のインターフェースを介してグループを管理する方が、定期的に予算を更新し直すよりもずっと簡単です。

また、大勢のユーザー宛てに予算アラートを一斉に送信しても、誰もアラートを気にしないでしょう。そこで、組織やチームの中で実際にアラートに注目するのは誰であるかを考えます。リソースを停止できるエンジニアリング チームの誰かでしょうか。あるいは、支出を評価する財務チームの誰かでしょうか。中央の FinOps チームかもしれません。いずれにしても、予算ごとに最適なユーザーを選択できます。

選択してメールをいくつか追加したら、予算のウィンドウに戻ります。セレクタの下部にある [更新] アイコンをクリックすると、リストが再ロードされて、先ほど入力したメールが追加されます。

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グループメールを使用することで、予算そのものを更新する必要がなくなります

通知を送信するメールを選択し、予算を保存したら完了です。

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デフォルトでは、このオプションがオンになります

手動で設定したメールにのみアラートを送信するには、このオプションをオフにします。多くの予算を作成する場合は特に、請求先アカウントの管理者とユーザーが予算アラートを受け取らないようにするとよいでしょう。特定の予算、たとえば会社のアプリケーションに関する予算は、請求先アカウントのすべての管理者やユーザーではなくアプリケーション チームに送信する方が適切と言えます。

厳密にはいくつかのチェックボックスであった

複数のユーザーを比較的簡単に予算アラートに追加できることがご理解いただけたでしょう。そのうえ、多くの通知チャネルをワークスペースに追加して、予算ごとに適切なチャネルを選択することもできます。各予算に追加できるチャネルは最大で 5 つです。これがグループメールを使用するもう一つの理由です。

グループメールを使うことで、より多くのユーザーやグループを予算アラートに簡単に追加でき、それにより予算管理が一層便利になります。詳しくは、こちらの完全なドキュメントをご覧ください。これで安心です。予算の通知は適切なチームに送信されます。

次回の投稿では、プログラムによる予算通知で自動化を実現する方法をご紹介しますので、ぜひご注目ください。

-Google Cloud デベロッパー アドボケイト Mark Mirchandani