Maps SDK for Android 向け最新レンダラのご紹介
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 5 月 4 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Google は、Android における Google Maps Platform の開発体験を向上させる方法を常に模索しています。そのため、Maps SDK for Android のレンダラを更新し、より多くの機能とより優れたパフォーマンスを提供できるよう取り組んでいます。
2021 年 10 月に更新したレンダラをご利用いただいているデベロッパーの皆様に感謝申し上げます。最新バージョンには、良い点や改善案などの皆様からのフィードバックに基づいた改良が施されており、すぐにお試しいただけます。アップグレードされたマップレンダラは、Maps SDK for Android のバージョン 18.0.0 以降でご利用いただけます。オプトインしてご利用のうえ、機能の不具合報告については適宜お知らせいただければ幸いです。
新しいマップレンダラの利点:
ネットワーク負荷、処理要求、メモリ使用量の軽減
以前のレンダラよりも高速なコールド スタート
安定性とユーザー エクスペリエンスの向上
操作処理の改良により、アニメーションの質が向上し、パンとズームがより滑らかに
画面の切り替えをより滑らかにし、地図ラベルの位置もさらに鮮明に
新しいレンダラを使用できるデバイス:
Android 5.0(API レベル 21)以降
2 GB 以上のデータ ストレージ
Google Play 開発者サービス バージョン 21.39.14 以降の使用
デバイスで Android 4.4W(API レベル 20)以前を使用している場合、デバイスのデータ ストレージが 2 GB 未満の場合、またはデバイスでバージョン 21.39.13 以前の Google Play 開発者サービスを使用している場合は、従来のレンダラを引き続きご利用ください。
新しいマップレンダラにアップグレードする方法
アプリの依存関係を更新して、com.google.android.gms:play-services-maps:18.0.0 以降を使用します。
コードを更新して、MapsInitializer と MapsInitializer.Renderer を明示的にインポートします。
コードを更新して、MapsInitializer.initialize() を呼び出し、Renderer.LATEST をリクエストします。
OnMapsSdkInitializedCallback を使用して、返されたレンダラのバージョンを特定します。
MapView、MapFragment または SupportMapFragment が作成される前に、コードで MapsInitializer.initialize() を呼び出す必要があります。アプリの Application または Activity の onCreate でこれを呼び出してから、コンテンツ ビューを設定することをおすすめします。
例
MapsInitializer.initialize() を呼び出してレンダラ バージョンをリクエストする方法について 2 つのコードサンプルを次に示します。
Java のコードサンプル
Kotlin のコードサンプル
お問い合わせ
レンダラがうまく機能せずお困りの場合、Issue Tracker に問題点を登録してください。できる限り早急に対応いたします。Android 用の新しいマップレンダラをオプトインして使用を開始する方法については、こちらのドキュメントをご覧ください。機能の具合について、皆様からのフィードバックをお待ちしております。すでに新しいレンダラにアップグレードされた方には、今後のサービス向上のため簡単なアンケートにご回答いただいております。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
Google Maps Platform について詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。