Google Maps AI Toolkit の Contextual View のご紹介: インタラクティブな Google マップ エクスペリエンスで AI チャットを活性化

Ahsan Ashraf
Product Marketing Manager, Google Maps Platform
James Harrison
Product Manager, Google Maps Platform
※この投稿は米国時間 2025 年 11 月 10 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
このたび、Contextual View を発表しました。これは、Google Maps AI Toolkit の新しいローコード コンポーネントです。Google マップ AI キットは、Google Maps Platform の使い慣れた信頼できる UI コンポーネントのコレクションで、AI の回答を具体的でわかりやすく表現できるように設計されています。信頼性の高いインタラクティブな Google マップ情報で生成 AI アプリケーションを強化し、より魅力的で有益かつ便利なエクスペリエンスを実現するように設計されています。
次世代の生成 AI エージェントを構築するデベロッパーにとって、ユーザーに明確で有用かつ魅力的な情報を提供することは、これまで以上に重要になっています。しかし、テキストベースの回答では十分でないことがよくあります。ユーザーは「テキスト疲れ」に陥り、場所が実際にどのようなものか、あるいは場所同士がどのように関連しているかを理解するために必要な視覚的なコンテキストが不足してしまいます。
Contextual View は、数行のコードで実装できる、ローコードのすぐに使えるソリューションです。これにより、Vertex AI を介した Gemini といった大規模言語モデル(LLM)は、ユーザーのクエリとコンテキストに基づいて、特定の Google マップデータを動的に表示し、主要な UI 要素を AI チャット機能内に直接レンダリングできます。


Google Maps AI Toolkit のコンポーネントである Contextual View を使用すると、AI チャット内にインタラクティブな地図とプレイスのデータを数行のコードで直接表示できます。
より充実した生成 AI エクスペリエンスを構築する
Contextual View コンポーネントを使用すると、Google マップの豊富な実世界の情報を基に AI チャット機能をグラウンディングできます。このコンポーネントにより、AI エージェントは Google Maps Platform の信頼できるデータにアクセスし、ユーザー向けにデータを可視化するツールを利用できます。LLM は、ユーザーの意図に基づいて、豊富なプレイスのデータ、マーカー付きのインタラクティブな 2D および 3D マップを制御して表示し、写真やユーザー生成コンテンツ(レビューなど)などのコンテキスト情報を提供できます。
会話を自信を持った意思決定に変える
ユーザーは、ストレスのたまる長文のテキストを読む必要がなくなり、その場所がどのようなものかを実際に確認できます。豊富なビジュアル コンテキストと直感的な地図ベースのインタラクションを提供することで、曖昧さを最小限に抑え、ユーザーが会話の自然な流れの中で、より迅速かつ確信を持って意思決定を行えるようにします。
たとえば、旅行会社は Contextual View を使用して、AI が場所に関する関連ビジュアルや情報を表示できるようにすることで、旅行者がエリアに関する質問をしたときに、テキストだけでなく、ビジュアルで回答できるようになります。
予測可能性を高めて開発を迅速化
Contextual View コンポーネントを使用すると、わずか数行のコードでコンセプトから本番環境への移行を迅速に行うことができ、開発とメンテナンスのオーバーヘッドを大幅に削減できます。また、地図関連の会話を処理するエージェントのトレーニングや構築について心配する必要がないため、AI チャット機能の他の部分に集中できます。
コンポーネントは、Vertex AI API を呼び出すと、Google マップ トークンが返されるという仕組みで動作します。トークンを受け取ると、コンテキスト ウィジェットのレンダリングが開始され、チャットでエンドユーザーに表示されます。


Contextual View、Google マップでのグラウンディング、3D マップ、Gemini を使用して、シカゴ旅行のさまざまな場所を紹介します。
使ってみる
Contextual View は、Gemini API または Vertex AI API を使用して、試験運用版として現在ご利用いただけます。ご利用にあたっては、ドキュメントとデモをご覧ください。皆様が構築されるアプリケーションを楽しみにしております。
-Google Maps Platform、プロダクト マネージャー、James Harrison
-Google Maps Platform 担当プロダクト マーケティング マネージャー、Ahsan Ashraf



