Maps Static API でクラウドベースのマップのスタイルが設定可能に
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2020 年 8 月 11 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
6 月 15 日に、クラウドベースの新しいマップのスタイル設定機能を発表いたしました。この機能を使用すると、Google Cloud Console の [Google Maps Platform] タブからマップにカスタマイズ、スタイル設定、管理、変更のデプロイを行えます。この新機能では、コードをデプロイせずにマップに変更を加えることができると同時に、マップの動作とスタイル設定をより詳細に制御できる新しいワークフローの利用が可能になります。
本日、クラウドベースのマップのスタイル設定を Maps Static API を使用して行えるようになったことをお知らせします。Maps Static API の使用経験がない方のために説明しますと、この API を使用すると、HTML だけを使用してマップを静止画像としてウェブページに埋め込むことができるので、Maps JavaScript API によって提供される、よりインタラクティブで機能豊富な動的マップの代わりに、より簡単に使用できる画像化さらたマップを用意できます。これにより、単一店舗の場所を表現する場合や、分散した各店舗の情報をそれぞれ表示するシンプルなユースケースの場合に、静的マップがすぐれたソリューションとなります。
以前も静的マップのスタイルを設定することはできましたが、それにはクライアント側で管理が必要な構文を URL パラメータに埋め込む必要がありました。例として、レトロスタイルにスタイルが設定された次のマップをご覧ください。レトロ風にカスタム設定をしたマップ
クラウドベースのマップのスタイル設定を使用せずに上記のスタイルを静的マップとしてレンダリングする処理のリクエストは次のようになります。
新しい方法では、コンソール内エディタを使用してマップのスタイルを作成してマップ ID に関連付け、その ID をリクエストで指定するだけです。かつての複雑な一連のパラメータは次のようにとてもシンプルなものになります。
とても使いやすくなっています。また、Google マップの新しいカスタマイズ機能すべてを静的マップ用として利用できるようになりました。これには、POI の促進とフィルタリング機能、Google Cloud Console から更新と変更のデプロイを簡単に行える機能などがあります。
Maps Static API 向けのマップのカスタマイズ機能を使用する方法について詳しくは、ドキュメントをご覧ください。皆様が作成される魅力的なカスタムマップを楽しみにしております。
Google Maps Platform の詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
-ソフトウェア エンジニア Emeka Arene