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Google Maps Platform

クラウドベースのマップスタイル設定における変更履歴のサポートを発表

2022年8月19日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 8 月 10 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

多くの Google Maps Platform のデベロッパーにとって、地図はユーザー エクスペリエンスの中核と言えますが、これには正しい地図描画と適切な情報量とのちょうどよいバランスが必要となります。例えば、旅行アプリのデベロッパーは、旅行者に関連の薄いスポットよりも、レストランやランドマークなどを表示したいと考えるでしょう。しかし、どのくらいの比率がユーザー エクスペリエンスにとってちょうどよいかを判断するのには、テストが必要です。多くのケースでは、最適なカスタマイズ セットを見いだす最良の方法は、テストを繰り返し行うことです。

本日 Google は、スタイルのプロトタイピングとテストを容易にする、クラウドベースのマップスタイル設定のための変更履歴機能を追加リリースします。この新しい機能は、すべてのデベロッパーが [設定] メニューの地図のスタイル エディタからご利用頂けます。

変更履歴とは

変更履歴を使ってマップ スタイル エディタで地図のスタイルを保存または公開すると、作業の新しいバージョンが自動的に作成されます。

つまり、問題が発生した場合には 1 つ前のバージョンに戻り、ボタンをクリックするだけでそのバージョンを復元できるので、安心して地図のスタイルを変更できるようになります。また、以前のバージョンはどれでも新しい地図のスタイルに複製できるので、古いバージョンと新しいバージョンの両方を用意して、アプリやウェブサイトで A / B テストを行うこともできます。

変更履歴の使用

変更履歴を使うには、Cloud コンソールで地図のスタイル エディタに移動し、地図のスタイルを開きます。その後、数百種類から選べるカスタマイズを使用して更新し、[保存] ボタンをクリックして新しいドラフトを作成するか、[公開] ボタンをクリックして新しい公開バージョンを作成します。新しいバージョンは、地図の右側の [変更履歴] に表示されます。

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バージョンを切り替えるには、切り替えたいバージョンをリストから選択して、[復元] ボタンをクリックします。その後、[公開] ボタンをクリックすると、その地図のスタイルに関連付けられたマップ ID を使っているウェブアプリやモバイルアプリに変更が自動的に反映されます。各バージョンをスタート ポイントとして利用し、さらなるカスタマイズを加えた新しいバージョンを作成することもできます。

本機能のリリース以降に行われたすべての地図のスタイルの変更に対して、変更履歴が作成されます。ただし、リリース以前に加えられた変更には、変更履歴は利用できません。

優れたカスタム マップ エクスペリエンスの創出

昨年、Google は クラウドベースのマップスタイル設定機能を一般公開しました。これは、ユーザーのニーズに合わせて地図をカスタマイズするだけでなく、コードなしの地図のデザインを実現するものです。Cloud コンソールで地図をデザインし、[公開] ボタンをクリックするだけでアプリに設定情報がすべて反映されます。

この機能を公開してからは、デベロッパーはクラウドベースのアプローチを活用して、より魅力的なマップ エクスペリエンスのプロトタイプの作成と本番環境でのテストを行い、ユーザー エンゲージメントとコンバージョンを大幅に向上させることに成功しています。長期休暇のためのホテルを探すときや、車を手配したり店舗を検索したりするときも、テーマにマッチした適切なデザインの地図が、より早く、より簡単に作成できるので、目的達成を強力にサポートします。

変更履歴機能を使うことで、これまで以上に、試行的な設定情報の更新とそのテストが繰り返し行えるので、ユーザーに喜ばれるエクスペリエンスの創造を容易にコントロールできるようになりました。

詳細については、デベロッパー向けのドキュメントをご覧ください。

Google Maps Platform について詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。


- Google Maps Platform プロダクト マネージャー Ilya Bezdelev
デベロッパー アドボケイト Alex Muramoto
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