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Google Maps Platform

Code Assist Toolkit の発表: AI コーディング アシスタントに Google Maps Platform の専門知識を投入

2025年12月16日
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Caio Moreira

Developer Experience Engineer, Google Maps Platform

Angela Yu

Google Maps Platform Developer Advocate

※この投稿は米国時間 2025 年 11 月 10 日に、Google Maps Platform blog に投稿されたものの抄訳です。

AI コーディング アシスタントは開発のスピードアップを約束するものですが、すでに使用されていない古い情報や API に基づいてコードが生成されてしまい、苛立ちの種になることも多々あります。この問題を解決するために、このたび Google Maps Platform Code Assist Toolkit をリリースすることになりました。これは、グラウンディングにより、最新のドキュメント、公式のコードサンプル、専門家が作成したベスト プラクティスに基づいて AI コーディング アシスタントが正確かつ最適なコードを生成できるように設計されたオープンソースの Model Context Protocol(MCP)サーバーです。

Code Assist Toolkit とは

Code Assist Toolkit は、使いなれた AI コーディング アシスタントに、Google Maps Platform の最新の公式ドキュメント、コードサンプル、ベスト プラクティスを提供する MCP サーバーです。グラウンディングにより AI アシスタントを Google の公式リソースに紐づけることで、より正確で信頼性が高く、有用なコードを生成できます。Google Maps Platform を使用するコードベース部分を自信をもって記述することができ、技術的負債も軽減されます。AI がこれまで生成していたのとは、イメージを異にするコードが出力されるでしょう。Code Assist ツールキットは AI アシスタントに次の最新情報へのアクセスを提供します。

  • Google Maps Platform のドキュメント

  • Google Maps Platform 利用規約

  • Google Maps Platform トラスト センター

  • Google Maps Platform の公式 GitHub リポジトリ

コーディング アシスタントの回答を、デベロッパーが使いそうなプロンプトと比較してみましょう。「入力ミスを最小限に抑え、入力した住所を視覚的に確認できる住所フォームを作成して」というプロンプトを、各種のコーディング モデルを搭載した汎用コーディング アシスタントに入力すると、旧バージョンの MapsJavaScript API のプレイス ライブラリに基づいて実装が生成されることが少なくありません。というのも、インターネットに長く置かれていたこの API のドキュメントが、膨大なトレーニング データの大元になっているからです。Code Assist Toolkit をインストールすると、AI アシスタントは Places UI キットの内容を文脈として取得します。Places UI キットは、最小限のコードと低コストで、慣れ親しんだ Google マップのユーザー エクスペリエンスを実現して同じ目的を果たすことができるコンポーネント ライブラリです。

Code Assist Toolkit なし

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Google Maps Platform Code Assist を使用していないエージェントの回答例

Code Assist Toolkit を使用

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Code_Assist_toolkit2.max-1300x1300.png

Google Maps Platform Code Assist を使用したエージェントの回答例

AI アシスタントはどのようにして最新情報を取得するのか

Code Assist Toolkit は、MCP クライアント(Gemini Code Assist、Cline、Cursor など)と、最新の文脈情報を提供する Google ホスト型サービスとの間の橋渡し役として機能します。

最新の文脈をオンデマンドで利用できるため、AI アシスタントが直近のトレーニング日までの知識しかないということはもうありません。Google が管理する、信頼できる最新情報にアクセスできるからです。AI アシスタントを支える大規模言語モデル(LLM)は、限られた文脈記憶で運用されています。このツールキットはプロンプトに回答するために必要な文脈のみを提供するように設計されているため、効率的で関連性の高い回答が確実に得られます。MCP サーバーは、選択した AI コーディング アシスタントに専門知識をオンデマンドで提供する役割を果たし、Google Maps Platform デベロッパー リソースの適用方法について、汎用グラウンディング ツールよりも専門的な知識を備えています。

Code Assist Toolkit を使ってみる

Google Maps Platform の Code Assist Toolkit は、現在アルファ版が GitHub と npm で公開されています。Gemini CLI をお使いの場合は、次のコマンドを実行して Code Assist を拡張機能としてインストールできます。

読み込んでいます...

Code Assist Toolkit をインストールした後、Google Maps Platform が関係するタスクを実行するために支援を求めると、AI アシスタントは Code Assist MCP サーバーのツールを使用してドキュメントとコードサンプルを取得し、回答をグラウンディングします。これは検索拡張生成(RAG)とも呼ばれます。

Cursor や Claude Code などの他の MCP クライアントをお使いの場合は、 Code Assist Toolkit をインストールできます。詳しいインストール手順は、ドキュメントまたは GitHub の README をご覧ください。インストールが完了すると、AI コーディング アシスタントは、Code Assist MCP サーバーからツール名と説明を、利用可能なツールのリストに追加します。

Code Assist Toolkit を使用すると、AI アシスタントが Google Maps Platform の最新のガイダンスに基づいて出力してくれるため、より自信を持ってコーディングできます。

-Google Maps Platform、プロダクト マネージャー、Angela Yu 
-Google Maps Platform、デベロッパー エクスペリエンス エンジニア、Caio Moreira

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