新しい OS Patch Management サービスで実行中の VM を保護
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2020 年 4 月 17 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
パッチを効果的に管理すると、インフラストラクチャを最新の状態に保ち、セキュリティ脆弱性のリスクを軽減できます。ただし、適切なツールがないと、パッチの管理は困難で手間がかかる作業になります。
実行中の VM を欠陥や脆弱性から保護するために、本日は、Google Cloud の OS Patch Management サービスを一般提供することを発表いたします。このサービスは、Google Compute Engine で動作し、OS 環境(Windows、Linux)をまたいでご利用いただけます。
OS のセキュリティとコンプライアンスの自動化
OS Patch Management を使用すると、VM セット全体への OS パッチの適用、環境をまたいだパッチ コンプライアンス データの受信、VM 全体への OS パッチのインストールの自動化のすべてを、一元的な場所から実行できます。OS Patch Management サービスには次の 2 つの主要コンポーネントがあります。
1.コンプライアンス レポート: Windows および Linux ディストリビューションの VM インスタンスのパッチ ステータスに関する詳細なコンプライアンス レポートと分析情報を提供します。
2.パッチ展開: 柔軟なスケジュール設定と高度なパッチ構成コントロールにより、VM フリート全体への OS パッチのインストールを自動化します。さらに便利なことに、パッチの更新を指定されたメンテナンスの時間枠内に実行することで、柔軟なスケジュールを設定しながらもシステムを最新の状態に保つことができます。
もうアプリケーションのパッチの管理に時間をかける必要はありません。OS Patch Management の自動コンプライアンス レポート機能を利用することで、システムを最新の状態に保って脆弱性から保護し、ビジネスのダウンタイムのリスクを軽減して、内部ユーザーの生産性を維持できます。また、IT 管理者はパッチ更新プロセスを手動で行う必要がなくなるため、他のビジネス クリティカルなタスクに集中できるようになります。
使ってみる
OS Patch Management の現在のリリースは無料でご利用いただけます。Google Cloud Console ですぐに OS Patch Management のご利用を開始できます。サービスの設定方法について詳しくは、ドキュメントをご覧ください。
- By プロダクト マネージャー Ravi Kiran Chintalapudi