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Cloud Monitoring のサービス ディスカバリの変更点と適応方法

2024年5月31日
https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/problem_solving_2022.max-2500x2500.jpg
Leonid Yankulin

Senior Developer Relations Engineer

Ethan Truong

Software Engineer

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※この投稿は米国時間 2024 年 5 月 25 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

最近 Google Cloud コンソールで [SLO の概要] を開いた方は、次の通知が表示されることに気づかれたかもしれません。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/image_1_RaCXqMA.max-800x800.jpg

この通知は、Cloud Monitoring でのサービスの定義方法が最近変更されたことをお知らせするものです。変更前は、AppEngineCloud RunGoogle Kubernetes EngineGKE)にプロビジョニングされたサービスが Cloud Monitoring により自動的に検出されていました。検出されたサービスは [サービスの概要] ダッシュボードに自動的に追加されました。

現在は、[サービスの概要] ダッシュボードのすべてのサービスを明示的に作成する必要があります。この作業が簡単にできるよう、新しいサービスを定義するときには、自動検出されたサービスに基づく候補リストがコンソールの UI に表示されます。自動検出されたサービスの完全なリストには、AppEngineCloud RunIstio マネージド サービスに加え、GKE のワークロードとサービスが含まれます。

UI を使用する以外に、services.create API または Terraform google_monitoring_service リソースを使用して Cloud Monitoring にマネージド サービスを追加することもできます。

たとえば、cluster-001 という GKE クラスタが us-central1 リージョンにプロビジョニングされ、デフォルトの名前空間にサービス frontend がある場合、Cloud Shell で次のコマンドを実行することで、このサービスを Cloud Monitoring の対象として定義できます。

読み込んでいます...

Terraform リソースを使用する場合は、service_labels 引数のキーをキャメルケース表記(こちらのドキュメントを参照)からスネークケース表記に変換する必要があります。たとえば、上記のコマンドは Terraform では次のようになります。

読み込んでいます...

サービスの定義が、いずれかのマネージド サービス 1 1 で対応しない場合は、カスタム サービスを定義することでそれを Cloud Monitoring に追加できます。使用する API リクエストは同じです。

読み込んでいます...

Terraform ではそのための Terraform リソース google_monitoring_custom_service を使用します。

読み込んでいます...

カスタム サービスとは異なり、自動検出されるサービスには、可用性とレイテンシの 2 つの事前定義された SLI があります。これらの SLI は、リクエストの処理時間や HTTP リクエストのステータスなど、自動的に取得されるマネージド サービスの指標を使用します。カスタム サービスについては、リクエスト ベースまたはウィンドウ ベース SLI を使用して、これらの SLI を明示的に定義する必要があります。

サービスの SLO やエラー バジェットのトラッキングの詳細については、SLO の作成 SLO ベースのアラートに関する説明をご覧ください。可用性とレイテンシの SLO で使用される事前定義の SLI については、こちらのブログ投稿をご覧ください。

-シニア デベロッパーリレーションズ エンジニア Leonid Yankulin

-ソフトウェア エンジニア Ethan Truong

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