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Google Cloud

Cornerstone Technology の買収でメインフレームの移行をサポート

2020年2月26日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 2 月 20 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

私たち Google Cloud は、メインフレーム ワークロードを Google Cloud に移行するお客様をより強力に支援するべく、Cornerstone Technology を買収いたしました。

Cornerstone は、お客様が進めるインフラストラクチャとアプリケーションのモダナイゼーションを支援する豊富なエクスペリエンスと革新的なソリューションを、Google Cloud のプロダクトおよびサービスのポートフォリオにもたらします。Cornerstone が有するノウハウや技術力は、メインフレームから Google Cloud Platform(GCP)への移行をサポートする私たちのソリューションのまさに“cornerstone”(基礎)となります。お客様は今後、Google Cloud のプロフェッショナル サービス部門やパートナー ネットワークを通じて、こうした新しい能力を活用できます。

企業は数十年にわたって、ミッションクリティカルなワークロードを実行するうえでメインフレーム アーキテクチャに依存してきました。しかし、そのことが妨げとなり、より迅速なイノベーションを可能にする新しいテクノロジーを開発者が利用できないことがよくあります。クラウド コンピューティングは、アプリケーションとインフラストラクチャをモダナイズする機会を提供します。モダナイゼーションにより、これらの機能とリソース配分が改善され、お客様はコア ビジネスに集中できるようになります。

アプリケーションを一連のサービスとして構築する流れが業界で進むなか、多くのお客様は、メインフレームのモノリス(一枚岩型の硬直的なシステムやアーキテクチャ)プログラムを Java モノリスまたは Java マイクロサービスに分割したいと考えています。このアプリケーション モダナイゼーションのアプローチが、Cornerstone のツールセットの柱です。Cornerstone のツールは、自動化プロセスを利用することで、Cobol や PL/1、Assembler プログラムをサービスに分割し、それらをマネージド コンテナ環境などでクラウドネイティブ化することができます。

Cornerstone のソリューションは、インフラストラクチャとアプリケーションを Google Cloud でモダナイズするお客様に多くのメリットを提供します。

  1. 移行ロードマップの作成 : お客様のメインフレーム環境全体を評価し、構築すべきマクロとマイクロサービスを特定して、最新のサービス アーキテクチャへのロードマップを作成することで、クラウドへの移行計画を容易に策定できるようにします。

  2. 変換の柔軟性(any-to-any): 任意の言語を他の任意の言語に、任意のデータベースを他の任意のデータベースにそれぞれ変換して、アプリケーションの最新環境への移行に備えます。

  3. データ移行の自動化 : メインフレーム データを簡単に移行し、その価値を生かして、データ アナリティクスとデータ ウェアハウジングにおける新しい革新的なユース ケースを推進します。

Google Cloud への移行を進めているブラジルの金融サービス大手、Boa Vista は、Cornerstone のツールセットを使ってアプリケーションをモダナイズしています。

「新しいサービス アーキテクチャへの移行は、イノベーションのスピードアップとコンピューティング コストの削減につながります。私たちは、AS/400 システムと z/OS システムの両方を Java や SQL データベースのような最新の技術に移行しており、Google Cloud は新しい収益源の創出とリソースの効果的な展開に貢献しています。」(Boa Vista の CTO、Ricardo Orlando 氏)

これは、クラウドへの移行を機にインフラストラクチャとアプリケーションをモダナイズするお客様を Google Cloud が支援している例の 1 つです。私たちは企業のお客様へのサービスを大きく向上させてきました。たとえば、プレミアム サポートの導入や、カスタマー サクセス部門の的を絞った取り組み、お客様が Google Cloud とビジネスを行いやすくするための商用契約プロセスの簡素化、パートナーシップの拡大などが功を奏しています。

IDC のエンタープライズ インフラストラクチャ、クラウド、デベロッパー、アライアンス担当シニア バイス プレジデントである Matt Eastwood 氏は、「大企業の顧客をクラウド サービスで獲得するうえで、メインフレームを容易に移行できることは Google にとって大きな強みになるでしょう。Google Cloud は顧客の声に耳を傾けて要望に応え、サービスを着実に改善して、さまざまな業種の企業を引きつけています」と述べています。

アプリケーション モダナイゼーションのサポートをご希望の方は、mailto:mf-global-team@google.com までご連絡をお願いします。Cornerstone が新たに加わった Google Cloud にご期待ください。

- By Howard Weale, Director, Transformation Practice

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