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DevOps & SRE

Google のサイト信頼性エンジニアリング担当ディレクターが語るデジタル トランスフォーメーション

2021年3月26日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 3 月 13 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

現在では、給与ソフトウェアから特別な機械学習システムまで、「サービスとして」クラウド上で利用できます。こうしたサービスはさまざまな業界の幅広いニーズに対応し、企業は自社のコア コンピテンシーに注力しながら、スピーディに成長とスケーリングを実現できます。

しかし、特に変革によって「勝者」と「敗者」が生まれたり、「古い」社員と「新しい」社員に分断されたりする場合などは、クラウドへの移行によって社内に緊張が生じます。これは関係者全員にとって避けて通ることのできない課題です。ただし、これ以外の方法でもクラウドへの移行は進められるので心配は無用です。

Google Cloud の規模が拡大する中、プラットフォームの構築とサポートを担当する Google 社員チームも大きくなっています。そして、その大半がお客様と同じような状況にあります。組織の未来を形作り、互いの成長を支え合うとともに、変革がもたらすビジネス チャンスを活用することで得られるメリットの大きさを私たちも身をもって体験しました。自分自身、そして同僚たちの経験を通じて、あらゆる企業に共通するある 1 つの結論に達しました。それは、デジタル トランスフォーメーションとは人間が主役になるものであり、テクノロジーだけでなく文化さえも変革していくものなのです。この事実に気付いたことで、変革の成功の奥深くに隠された要因を見つけることができました。変革とはどういうものなのか、そしてクラウドへの移行を推進するために組織でどのようにアクションを取ればよいかを解説したガイドを最近公開したのもそのためです。

難しい質問を自身に投げかけることで、自社の今後の歩みと、有意義な変化へと導く道筋が見えてくるのです。組織に定着させる必要がある変革の価値観を支える、重要なルールをこのガイドではご紹介しています。A Practical Guide to Moving to Cloud(クラウド移行実践ガイド)では以下の行動を推奨しています。

  1. クラウドへの移行を担ってもらう組織内のメンバーを把握しましょう。

  2. 互いが共に成長でき、精神的に安心できる文化を形成しましょう。

  3. 組織にとってわかりやすい目標を設定しましょう。目標の達成率を数値化できる方法を文書化し、その方法自体が価値をもたらすものである必要があることを理解しましょう。

  4. 組織の既存のやり方を見直すとともに、変革に関連する将来のあらゆる決定に影響し、方向性を決める原則やポリシーを策定しましょう。

  5. 新たに形成した文化のもと、意思決定方法を改善し、組織全体に意味のある自律性をもたらしましょう。

  6. 変革を推進している社員がベスト プラクティスを共有し、よくある問題を解決できる体制を構築しましょう。その体制のもとで同僚をサポートしましょう。

  7. 従業員に悪影響を与えることなく、自社のペースに合わせて変革をサポートするクラウド プラットフォームの方針を策定しましょう。テストを安全に実施できるようサポートしましょう。

  8. 自社のビジネスニーズに最適なクラウド プラットフォームの種類を把握し、ビジネスニーズの変化(買収や新たな収益源、競合の動きなど)を見越したマルチクラウド戦略を立案しましょう。

  9. あらゆることがソフトウェアでできるようになり、それが既存の IT インフラストラクチャ機能にとってどのような意味を持つかを理解しましょう。

  10. 変えることなどできないと思われていた既存のセキュリティ ポリシーをためらうことなく見直しましょう。目的に合わせてこうしたポリシーを変更することが重要です。

  11. 測定を継続的に行って、ソフトウェアを通じて新しいポリシーを適用しましょう。

  12. 恐れることなく、顧客中心の視点を持ってビジネス プロダクトの運用における新たな手法を構築しましょう。

  13. デベロッパーを大事にしましょう。

Google Cloud では、お客様とお客様のビジネスに最適な移行計画を構築するお手伝いをしています。A Practical Guide to Moving to Cloud を無料でダウンロードできますのでぜひご覧ください。また、データセンター移行ソリューションの詳細を確認したり、登録して移行費用を無料で見積もったりすることもできます。さっそく移行を開始しましょう。

SRE と、サービスの信頼性において業界をリードする手法について詳しくは、sre.google をご覧ください。

-サイト信頼性エンジニアリング担当ディレクター Kieran Broadfoot

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