Bare Metal Solution: 新しいリージョン、サーバー、認定資格のご案内
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2021 年 1 月 29 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
2021 年はまだ不確実なことが多くありますが、そうした状況のなか、Google Cloud はお客様に対しオープン クラウドのリーダーとして真摯に取り組んでまいりますことをお約束します。複数のワークロードをサポートしお客様のそれぞれの状況に対応することは、オープン クラウドの取り組みの一環であり、それは、Google Cloud で Oracle データベース ワークロードを実行するソリューションである Bare Metal Solution の場合も同じです。
お客様のニーズとそれぞれの状況に対応できるように、Bare Metal Solution の開発を進めています。今回は Bare Metal Solution の機能強化を 3 点ご紹介します。
2021 年も Google Cloud では、企業が Google Cloud に近い場所で Oracle データベースを究極に低いレイテンシで実行できるよう、Bare Metal Solution の取り組みを続けていきます。StubHub で Bare Metal Solution を採用して Oracle への依存と総費用を減らすとともに、パフォーマンスを向上させた経緯をご紹介しています。
お客様の所在地に対応できるよう、提供リージョンを拡大
昨年は 5 つのリージョンで Bare Metal Solution の提供を開始し、年間を通してさらに 4 つのリージョンで提供できるようにしました。本日お知らせするモントリオールでの Bare Metal Solution の提供開始を皮切りに、今年はカナダでお客様のリージョンに Bare Metal Solution をお届けしたいと考えています。2021 年には、他にも数多くの新しいリージョンで Bare Metal Solution の提供を開始します(いくつかのリージョンではデュアル リージョンの提供も考えています)。Google ではリージョンごとにオプションが必要であることを認識しています。Bare Metal Solution にご興味がある場合は、セールス担当者にお問い合わせください。私たちのロードマップについてご説明します。下の図の緑の地域が、一般提供を開始した 10 のリージョンです。
小型化されたサーバーでライセンスとハードウェアの費用を削減
ワークロードを適切なサイズに変更しコストを削減できるよう、すべてのリージョン向けに小型化された 8 コアサーバーを新たに投入しました。この新型 8 コアサーバーには最先端のコンピューティング、ストレージ、ネットワークが使われているので、Bare Metal Solution に移行することでハードウェア設備をコンパクトにし、コア数に依存しがちな Oracle のライセンス費用の削減を実現できます。こちらはすべてのリージョンで利用可能な Bare Metal サーバーの一覧です。
企業のワークロードをサポートできるよう、PCI DSS および HIPAA を遵守
最後に重要な点として、Bare Metal Solution ではお客様の PCI DSS および HIPAA の遵守をサポートできるようになりました。PCI DSS に対するサポートで、小売業のパートナーの皆様はそれぞれの顧客のクレジット カード データを取り込み、Payment Card Industry Data Security Standards (PCI DSS)に沿ってワークロードを実行できるようになります。HIPAA に対するサポートも同様で、医療業界のパートナーの皆様はそれぞれの顧客の医療データを取り込み、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(Health Insurance Portability and Accountability Act: HIPAA)要件に沿ってワークロードを実行できるようになります。Google は新たに提供するリージョンを拡大し、特定の業種を支援できるよう努めてまいります。今後発表されるリージョン別、業界別の認定資格にご注目ください。
-プロダクト マネージャー Kyle Meggs
-グループ プロダクト マネージャー Gurmeet Goindi